何にでも人生を感じさせられる風呂場の床の目地の汚れよ
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いつの日か必ず終わりとなる日々よ明日こそ風呂場をピカピカにする
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恐ろしい一人で生きると決まるのが誰が決めるのかは知らないけれど
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皆さんの自己顕示欲が凄すぎる当てられてお腹が痛くなる
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ままちゃんの、作るご飯は美味しいな。ずっとずっと、嬉しありがと!
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ごめんねと言うのは何か癪なので無言で並びテレビを見ようか
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鮮やかな檸檬やハーブが浮かぶ水 性格まではデトックスしない
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ばぶちゃん、ちっちゃなばぶちゃん。じいじはね、会えるのとっても、幸せなんだ。
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完璧だ、今日の仕事ははなまるだ。でも忘れてた。まだ月曜日(T_T)
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未知で怖いものを「宗教」と呼ぶ人も、未知で甘いものなら「恋」と呼ぶね
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見栄虚勢そんな気持ちが屈折し君が見るのは虚像フィクションの僕
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月の暈 ほどきて紡ぐひとひらのヴェール纏ひて舞へる乙女よ
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歯みがき粉みたいに最後のひとしぼり 空っぽになれたら良いのにな
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おやすみと君の言葉が大好きで真夜中がまだ少し明るい
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顔文字も「なう」も死語だと君は言う同じ平成生まれなのにさ
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僕だって梅雨のあなたの誕生日 祝うなにかをあげたかったよ
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でこぼこなふたりのあいだに横たわるいつでも切れるキリトリ線
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これでもう二千回目の黄泉帰り 必ず最後で貴方に出会う
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美しい石は割られて欠けていて 道端の石は満ちたまんまで
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叩き割られたアレキサンドライト 美しい貴方を知りたかった
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甘いのは全部噛み砕いて食べる 飴 チョコ キャラメル あなたの小指
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カフェバーの居抜きのラーメン屋さんには蜂の巣みたいな棚がついてる
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泥臭い過去のレベル上げ遊行じゃ〜グリッドに漂白されてくメモリー
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さるまたけ地でいっていた四畳半丸細針のメーター深し
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この症状軽い鼻炎と信じ込む 季節のアレでないです、きっと
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夢はゼロの先にあってそらを裂く長き鉄路がはじまったのか
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彼は乗る 銀河鉄道 宇宙そらの果て ことを成し得て 零士旅立つ
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隠してた答案用紙破くよに終わった恋をひとり笑った
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化粧品売り場もスタバも春推してひとり解氷を悼む帰路
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どれほどに平和に暮らした年であれ 天才の死なない年はない
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