もうこれで終わりだろうと一週間くらいチューブを絞り出してる
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昼の麗らかさ 訪れる微睡み 優しくて 春の予感がする
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自分が一番不幸じゃないと許せないのね わたしもそうだよ
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少しだけ 高くなった ひさかたの スカイブルーは 春を告げる
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人生の 答えはいったい 何ですか? 僕が死ぬとき 解るのですか?
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君の息が はっきり聞こえる 位置に立って ゆっくり体を 重ねてみたい
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愛おしい 君への想い抱きしめて 埋もれど芽生(めば)う ツクシのように
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ゼロサムのサムと言うのはあのサムと馴染みの名前聞けば納得
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今日もまた負けらしいので潔く耐える準備をすることにする
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やかましいラブミテンダーやかましいラブミテンダーいい加減にしろ
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すれ違う女全員に恋をする全員は嘘で上限はある
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おまじないとっておきのをかけるから 何も知らないあなたでいてね
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生きるんだそう独りごち目を瞑る見たくないものばかりが増える
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自らの作った銃で人を撃つそんな気力が羨ましくなる
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女しか俺に優しくしてくれず男は冷たいうどんが食べたい
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やりたいと思えることが何も無くとりあえず枕カバーを洗う
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起きてても何にもいいことありゃしないましてスマホを眺めていても
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君に触れたい君の手を握りたい溜まった洗い物に目をやる
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手を合わせ大きさ比べをする時の 一番最初に綺麗に咲く花
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数十年生きててもまだ苦悩することがあるなんて真冬のヒュッテ
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今日もまた悩み疲れて目を閉じる疲れを誰かの許しとみなす
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にんげんはどうしてこんなに邪悪なの無邪気に誰かに問いたい朝だ
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水泡の生まれる前と消えた後 水面は同じか違うのか
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彼の国の船にやあらむ 小樽港 タール塗りたる 鋼鉄の牛
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Amazonに貯金貢いで家に来た買い物カート雪にも強い
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焼きたてを食いたかったが人の分準備する間にさめてしまった
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足触れる 高揚するも 時は経ち 触れないように 伸ばす足かな
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無下にしたいろいろなものが流れ着く岸でシリウス墜ちるの待ってる
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お決まりの 君の戯れ言 やかましい そんな夜更けに ふろふき大根
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もし最期 花一輪を添えられる存在ひとになれたら散っても良いわ
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