手を眺め亡母呟く独り言大きな手ならばもっと仕事が
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どうしたら よかったものかと 亡き人に  問い続ける君  同行二人
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早緑に萌える銀杏いちょうを前にして落葉おちば季節ときは忘れておこう
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指先で弾きテープでひっつけてやたら多いな春のカメムシ
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つぎつぎと膨らむ枝を見上げたらうすももいろが光に混ざる
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よく見るとツツジの蕾並んでる 順番待ちを楽しむように
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風薫る 湯につかり 腑と葉が揺らぎ 枝の素速く 駆けをる栗鼠リス
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春色のメッシュを入れてブランコに乗ってる子たち令和の生まれ
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娘の誕生木ハナミズキが咲き誇る 遠くから見ても分かるキミん
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パソコンで「青空朗読」をクリックしラジオ代わりに名作を聴く
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その人の名前ひと文字酒汲みて同じ空をば眺めつつ酔う
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口腔にC2H5OH酒精の甘味と刺激受け 鼻から抜ける気化した香り /「美酒の『味』」
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北国の血を引く我はザルらしく 楽しくほろ酔えたこともなし
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青もみじ一樹立ちても美しき連なればなほ初夏の佳景なり
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眠剤をお酒で飲めば寝れはする 医者にはナイショ、怒られるから
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学生時代若い頃、座ったままでも寝てられた 横になっても寝付けぬ今は /「………老化?」
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花が咲く、一つ二つと、増えてゆく、 暖かき庭、春を感じて。
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食育の成果は拒食になりにけり ビタミン剤よ我に健康ちからを!
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「食卓に出されたものは残すな」と 出されなければ食べなくて良い
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眠気来て布団入れば目が覚めて 五往復してまだ眠れない /「不眠」「鬱」
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友と見る花みずき揺れる陽あたりの真白き花に唱歌湧き出づ
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目指したる 老成円熟なる言葉 歳重ねるも輝き増しをり 
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母さんを転がしている持ち上げる変なところに筋肉がつく
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私、虫 むしむしむしよ 強いから アラーム音で弱虫なる / 勢い
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朝は無理ベットに背中引っ付いてそういうことか カフカ変身
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コーヒーの極秘情報キャフェインは十時間後にのこのこ来たる
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なぜだろう 朝はボケボケ だらだらと 寝るときだけは エジソンになる
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まだ二時か おっと三時か よし寝よう 四時にアイスで昼夜逆転確信犯です
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音さえも置き去りにする難易度が鬼オブ鬼の太鼓の達人
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無くなったスーツケースをひとりきり探す深夜にゴングは鳴った
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