焼き餃子バウンドさせた白ご飯 君はそういう系のしあわせ
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昔の恋より便り染井吉野派遣先の名無き労働者
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ボールさん 予備の予備の予備 ないとねぇ ねこがときどき 隠してしまうの
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さっきのが ブランチだった はずなのに 口さみしくて スープデリかな
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ねこおもちゃ(ボール)送料の方が高いけど 運動不足には代えられなくて
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幾たびも張り替えたけど西側のゆがんだ顔はまだ滲み出る
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来週はお花見だけど雨模様? 日毎に変わる週間予報よ
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それほどは沢山飲んでいないけど サプリの断捨離してみようかな
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土曜日の朝はおいしいクッキーを 一枚食べたい 土曜日だから
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十五にてつどいし友がき秋葉山 ふるさと浮かぶ懐かしの顔
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初夏と冬味わい来たのは菜種梅雨彼岸明けらしい春にしとくれ
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まだ寒し 弥生下旬も 一桁の 気温と寒風 東京曇る
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俺が黒 お前が紺の アディダスを わざと間違う 気付かれるまで
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デカい犬 みたいなやつだ お前には お預けを食う 友達のまま
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「彼女より お前といるのが 楽」なんて 俺を揺さぶる 台詞はよせよ
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鈍行で帰るから一緒に飲もう 特急券は思い出にして
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昨年はWBC決勝で被害者なのか加担したのか
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菜種梅雨 一雨ごとに あたたかく なると思えば うれしかりこそ
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この時代 重く濃くまた理不尽に生きる刹那を AI上から語るな
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助手席の 君の寝顔を 追う満月 法定速度 マイナス5キロ
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肩甲骨寄せて大きく腕ひろげ 前に伸びるはリハの火の鳥
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満面の笑みを浮かべて白椿 大島生まれ三原山恋し
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また今朝も徹夜したあと見る朝日水たまりには踏まれぬ氷
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あの時の光きらめく一瞬がスマホじゃなくて心の奥に
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別れ行く人々がいる 今宵だけ流す涙を許してください
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レジ袋ビニールハウスに鍋焼きのアルミの鍋に植えられた種
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ミニいちご正常小粒に育つのか発芽始めた百均の種
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独り立つ 隣にいない戦場いくさばの 支えがないは 淋しき骸
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自分しか 出来ないことがあるのだと 己に説いて 我が道を往く 
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若い子に 笑われ別に気にしない 舐めるとキミの首切り落とす/死合
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