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言い訳をどんな時でも用意する自信のなさのなせる技なり
11
手を合わす 墓前に父の 笑顔見ゆ 母の隣に 今日から眠る
11
仏壇の上のご先祖若死にで爺ちゃん等より俺が
爺
(
じじい
)
だ
17
書棚から取り出して読み返す日々しばし休んで新刊を読む
8
来し方を想いさらさらい寝られずブルーの切子グラスは濡れり
4
分からない伝わらないのと涙する
女
(
こ
)
の子の雨が止みますように
6
四月でもアイスがこんなにおいしいと思う日来ると思わなかった
5
通勤はしっかり歩き汗かいて
早
(
はや
)
も 暑熱順化 着々
18
扇風機四月半ばに出番とは思わなかったろ俺もそうだよ
8
群肝
(
むらぎも
)
の こころ
飢
(
うや
)
かし薫る
見世
(
みせ
)
あるこそまさなし あるこそまさなし
4
キミが呼ぶ私の名前を聞きたくて 気付かぬ振りしてキミを待つ駅
6
人生を 変えたいとおもう その時に 君の手をひける 僕でありたい。
5
新緑の薫る そよ風 浴びながら
躑躅
(
つつじ
)
咲く 通勤路を遊歩
17
言葉は皆んな借り物だから君のあだ名を創りたかった
5
母さんが彷徨い出てる間中何が体を操縦してる?
16
我が町の桜ついに蕾成り様子見の人すでに溢れる
25
半年間音沙汰なかったきみをいま惰性スワイプで流した気がする
3
それぞれの真実を抱え生きていく 誰も彼女を殺していない
3
品性が慰めにしかならなくて まあ魂の在処など誰も
5
あのひとはきっと地獄にいるだろう メトロノームがだんだん狂う
8
アン・シャーリー 今日も見るぞと 初回だけ うっかりしてて コナンを見てた
9
「執行猶予零年異議なし」「なし」口揃へ謳ふ――死刑
10
ハリウツド・キネマ・パラダイス。亜麻色の髪の靑少年ゆ離れきて
12
緩慢なる自殺と思ふ現実の高架橋より鐡塔に 吊る
10
汝 速やかに死ね――勅命下る白き菊花を手套にはらふ
9
ひさびさに出社して遭う先輩の口がピクリとゆがむ一瞬
4
店内で怒声が響くときにだけ形成されるゆるい連帯
4
もらうって口にしたとき胸に棲む傲慢くんがちょっと縮んだ
2
公園で散歩している黒柴をオオカミいるよ2才児興奮
12
復讐を
希
(
ねが
)
えば痛みを復習し遺品整理に巻きこまないで
3
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