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黄緑の パリっと弾ける 香しさ マスカット食む 秋の幸せ
16
どうしても浮かばなかったアイデアが出てくる とにかく始めてみれば
7
君からの穀雨のような頑張れをトイレの中で見返している
7
アディショナル ここで全てを
覆
(
くつがえ
)
す 空費が奇跡に 転じ始める
3
幼子
(
おさなご
)
が
描
(
か
)
きし多彩な 抽象画
値千金
(
あたいせんきん
)
我が家の家宝
15
振り返り片手を上げて去った人それが最後となってしまった
5
引き返す 荷物はテントに 置いてきた 頂上に立つ 君は身軽だ
9
ゲルに来た 知らぬ人間 殺すため 絶対噛み付く モンゴルの犬
9
人生の三叉路に立つわたくしに秋はやさしくあいさつをする
6
腹痛のおちてくを待つときのまにおもふ革命、その可塑性を
5
暗がりのなか額を冷やす一枚に「はじめて」と笑う熱っぽい彼
9
予報より早く降ること
報
(
しら
)
せしは波打つ稲穂と風の匂い
22
あの空の 向こう側は 見えずとも 心のままに おもうばかり
10
うるめ干し肴に酒を呑む夕べ猫が戸口でにゃあにゃあと鳴く
11
白壁に果てし無く呼吸器の音配偶者に神父の十字架
5
春眠に 負けず劣らず 睡魔飼い エアコンきいた 居間で力尽き
17
恋のチェス
(
カーリング
)
第8エンドを終えたとこ 君の気を引く
話題
(
ストーン
)
は尽きて
10
海を越え廃れた城へ向かう君 背中にはふるさとの香りが
6
夜になればわれのベッドにへそ天で寝ている猫の野生はどこに?
27
本当の 親はどこかに いるだろう そう思うけど 顔はそっくり
4
稲妻に 一瞬うかぶ輪郭は 知っているもの? 視えてよいもの?
10
降車時の 寒暖差無き瞬間の 心地
好
(
よ
)
さ
儚
(
はかな
)
きを噛み締む
20
甘くても甘くなくても食べるのは自分だけだから選ばず買う梨
10
轟轟と
飛沫
(
しぶき
)
をあげる
滝雨
(
たきあめ
)
よ
雷
(
いかづち
)
の先に見える
龍影
(
たつかげ
)
15
犯行の現場見たとてもう止める気力もわかぬ畳爪とぎ
23
中国の
躾
(
しつけ
)
足りない嫌な餓鬼 でもこれって昔の我ら
14
大陸系中国人の野放図さ 腹立たしくも羨ましくも
13
目が首都に慣れてしまった2週間何かが足りないとは思えない
7
なんかもう男も女もあざといね 「いい人の顔」どこもかしこも
15
以前からそうだったかな?一箇所じゃ許してくれぬ蚊の攻撃に
16
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