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見たっけ?って言いあいながら炙り烏賊 水族館から五分の店で
7
青梅が桃のかおりを出す頃に リカーと砂糖買いに走りて
13
蝉が鳴く前にだけ吹く薫風を留めるすべが無かろうものか
10
思い出は脳にはなくて 地雷とか機雷のようにそこここにある
6
閉店間際のバーガーショップにて 揚げたてポテトの申し訳なさ
10
神でさえ術なき宵の蕭条の暮れゆき人の散り散りと消ゆ
12
「お願いだ、僕だけ置いていかないで」 「方舟はもういっぱいなんだ」
6
完熟の トマトに惹かれ 二袋 梅雨入り前に リコピン補充
23
しまったあ! この暑いのに クノールの冷たいスープは切らしてをりぬ
14
山里の 露天風呂や ヤマバトの 声聞き惚れて のぼせかけつつ
16
早食いはよろしくない事ではあるが 「ゆっくりたべてね」 ねこには伝わらぬ
15
冷房のききすぎ車両で凍えたり 半袖の腕さするも恥ずかし
20
指導って 言えば言うほどいやになる あなたじゃなくて 自分のことが
6
ふるさとの気配 列車を待つ列の老婆の握る紙袋から
12
お天気に「いってらっしゃい」袖を振る物干し竿の真白きシーツ
15
散歩道セルフレジあるスーパーよ水一本でも臆面もなく
5
牛乳で作るポタージュ弱冷の豆乳で飲みカラダ労わる
7
黒豆茶ひとやすみしてジャスミンティー 50円引きクーポンに惹かれ
14
母の電話「この、レターパックの520円てさー」「そんなものは(今)無い」みなまで聞かず(笑)(いや、その後説明はしましたよw)
10
木漏れ日の上だけ歩く妖精は舌打ちだって投げキスになる
5
主役張る歴史映画の上映はみんな揃った走馬灯にて
13
好きな歌相づちでなく語り合ふ友が恋しき走り梅雨の夜
10
問われるとつい方言で応えてる 田舎者だと思わば思え
13
四半時うつらうつらと吾忘れ周り見渡す唯の満腹
11
二週間ペンと一緒に戦って 今の私は空も飛べちゃう
11
すれ違い譲り合ってる男たち 文明人で気持ちがいいの
8
ひと月の 間に山は
濃緑
(
のうりょく
)
に 草花たちも
吾
(
われ
)
待ちたりて
16
見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
47
盛り
土
(
つち
)
に横たわる 梅の木
萎
(
しお
)
る
淡々
(
たんたん
)
続く解体工事
20
たまげるは たましいきえる︵魂消る︶ おどろきで 魂噴く が ︵しらべても︶わからないのね
14
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