見たっけ?って言いあいながら炙り烏賊 水族館から五分の店で
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青梅が桃のかおりを出す頃に リカーと砂糖買いに走りて
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蝉が鳴く前にだけ吹く薫風を留めるすべが無かろうものか
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思い出は脳にはなくて 地雷とか機雷のようにそこここにある
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閉店間際のバーガーショップにて 揚げたてポテトの申し訳なさ
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神でさえ術なき宵の蕭条の暮れゆき人の散り散りと消ゆ
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「お願いだ、僕だけ置いていかないで」 「方舟はもういっぱいなんだ」
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完熟の トマトに惹かれ 二袋 梅雨入り前に リコピン補充
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しまったあ! この暑いのに クノールの冷たいスープは切らしてをりぬ
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山里の 露天風呂や ヤマバトの 声聞き惚れて のぼせかけつつ
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早食いはよろしくない事ではあるが 「ゆっくりたべてね」 ねこには伝わらぬ
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冷房のききすぎ車両で凍えたり 半袖の腕さするも恥ずかし
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指導って 言えば言うほどいやになる あなたじゃなくて 自分のことが
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ふるさとの気配 列車を待つ列の老婆の握る紙袋から
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お天気に「いってらっしゃい」袖を振る物干し竿の真白きシーツ
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散歩道セルフレジあるスーパーよ水一本でも臆面もなく
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牛乳で作るポタージュ弱冷の豆乳で飲みカラダ労わる
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黒豆茶ひとやすみしてジャスミンティー 50円引きクーポンに惹かれ
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母の電話「この、レターパックの520円てさー」「そんなものは(今)無い」みなまで聞かず(笑)(いや、その後説明はしましたよw)
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木漏れ日の上だけ歩く妖精は舌打ちだって投げキスになる
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主役張る歴史映画の上映はみんな揃った走馬灯にて
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好きな歌相づちでなく語り合ふ友が恋しき走り梅雨の夜
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問われるとつい方言で応えてる 田舎者だと思わば思え
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四半時うつらうつらと吾忘れ周り見渡す唯の満腹
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二週間ペンと一緒に戦って 今の私は空も飛べちゃう
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すれ違い譲り合ってる男たち 文明人で気持ちがいいの
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ひと月の 間に山は 濃緑のうりょくに 草花たちも われ待ちたりて
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見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
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盛りつちに横たわる 梅の木しお淡々たんたん続く解体工事
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たまげるは たましいきえる︵魂消る︶ おどろきで 魂噴く が ︵しらべても︶わからないのね
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