きんたまを 左右両手で持ち上げて 敵を発見 発射の準備だ
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好みの味加減の煮物 いい匂い 自画自賛だがビール欲しくなる
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枝豆を西瓜と交換喜んで完食に悩む独り者は吾
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輪郭が徐々に薄れて窓際の花か君かはさほどのことでは
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水底に覆る靴二人分仲間はずれじゃなくてよかった
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今はただ 風が吹くのを 待っている 犬と私と 錆びた風鈴
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日曜日 フードコートの 賑わいを ひとり味わう ジャンクな時間
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溜席 大村崑の座り居る 飲めば長生き?オロナミンC
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いっさいのドラマの外の黙示録終わった生とはじまる生と
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母が来て方言話す我釣られ都会にありてもここは故郷ふるさと
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真夜中に一人寂しく目覚めると世界の終わり絶望の地獄
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ただ空を見上げる蝉の屍は生を全うした姿なり
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一歳の夏は大地を踏みしめて感じるだろう熱や匂いを
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蒸す夜に ふと空見れば そこだけは 別世界のごと 涼しげな月
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屋台気分 お好み焼き(レンチン)を立ち食いで 煮浸しコトコト煮ていたゆえに
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ハンドルを握る私を夏空は 自由へ誘う日曜の午後
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復讐に意味は無いって言うけれど 本当にそうかな?試してみようか
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復讐を未だに夢見る ゆっくりと 苦しめたいんだ後悔させたい
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包みゆく雨の匂いよ我が恋のほてりも逃がすまいと夕立
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の水練 背は赤銅しゃくどうになりぬれど 泳衣の下は生白き尻
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溜席 紺野美沙子の座り居る 見ようによっては三十路にも見ゆ(ぼへさん、そういうひといるね)
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とうもろこし えのきえりんぎ 黒ひじき 形が残って 出てくる彼ら
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耳慣れた アラート音に 導かれ ハフハフしながら 素麺茹でた
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某メーカーエアコン無能過ぎるのよ上場廃止になるのも已む無し
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ひそひそと 知恵の遅れを 打ち明けて そうは見えない お前は眼科行き
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流水できゅうり洗えば真あたらし棘の痛みに命感じる
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風物詩夏の県民安全の運動開始夏休みかな
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梅雨明けて みじかい梅雨となりました さぁ酷暑なり 乗り切ろうぜ、母
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出来るだけ週間予報は見ずにおこう 並ぶ数字に気持ちが萎える…
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知りたくて調べる事の大方は家庭科授業でやった気がする
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