雨の日は寝そべるよりもへばりつくそんな気持ちで下る坂です
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待ち侘びし孫のおとづれ風凪ぎて徒歩より遅き祖母の駆け足
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休み中食って太ったこの腹が制服ズボン入るか悩む
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九州を旅し喰らってきた息子 すこしまあるい顔して帰宅
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苦しいと聞いたら手を差しのべたい できないことが1番つら
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ただ好きで他に悩みは何もなく そんな時代がとても愛しい
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耳に刺す 雨のぽちぽち スポティファイ ジャズと静かに セッションするなぁ
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喰い足りねぇ。 俺を満足させてくれ ヤなこと全部 忘れるくらい
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その水にナマズがいると言う人の一人くらいは、いないだろうなぁ
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はなやかで明るい香りコオヒイのこれで風味はつたわるだろか
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「この入れ墨イレズミいいわ」とスケが言ったから・・・・・・だなんて言えない令和の閉塞
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わるいけど 今日の敵相手はみんな餌 憂さ晴らしする 俺に喰われろ
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ゆり挿して ひらきはじめて 蕊をきる よろこびしらず ただうつくしくさく
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道端に落ちた躑躅と目が合って跳ねる心の名前を探す
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異次元(並行世界)の 珠洲市原発 地震から メルトダウンし おおわらわ。
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わたし素朴な歌に帰ってきたの 囲んだファミレスのテーブル
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気のままに降る雨なれど地震じぶるいで傷付く町に今降らずとも
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久々に集いし家族はそれぞれにスマホとゲームの世界に篭もる
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書店にて「心配事の九割は起こらない」との本を見つける
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旅先で悪夢を見るといつもよりまだ寝ていたい気持ちがつよい
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ネギ刻む音鳴り響くリビングでただ聞きながらうたた寝をする
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朝刊の星ふたつなる数独にしばし挑みて脳を起こす
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卯の花に月の光を競はせて磨ける露の玉川の里
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卯の花の咲ける盛に見渡せば垣に波超す玉川の里
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咀嚼せず忘れたかった べちょべちょのクッキーみたいな君の泣き顔
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イチローのように 下水の鼠らが黄色い鼠に憧れている
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雑多なる 黄金週間 ラプソディ つきは満月 おぼろに低く / 立夏
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災害の備えになれば。鍋、薬缶、バケツ2つに水を取り置く
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地震予知わたしナマズの子だったら出来ない子ね!と叱られていた
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いつからか炭化した写真を抱えてるあなたが写ってたような気がする
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