コスモスが 揺れる我が家の 庭だけど 日除のすだれ いまだしまえず
30
チビ猫は こうごうせい光合成の おじかんだ まどぎわにいって「ほこほこ」なるまで
17
そういえば名月だった 季節感ないからわかんないって 言ってよ
12
階段の窓から差し込む中秋の名月まるでスポットライト
20
弟のブランコの背を押す長女むすめ後ろ姿はすっかり姉さん
20
安物と言ったママさん今もなお憎まれ口が止まず百歳
16
北新地クラブママから安物やすものと言われたりした しがない時代
12
いいじゃんか オレンジマリネの豚肉、からあげレモン、酢豚にパイン
8
まだ暑い秋の月見にパイナップル バガキン月見めっちゃ好きです
10
九時出勤 鳴らない夏の号砲にスイカ味グミ噛んでも無風
7
薬局で傍若無人の婆が居て気分悪しこと火の如く
9
昨日月見バーガーを食べたのに入道雲から逃げられない
12
この返事するか否かで運命が決まってしまう圧を感じる
13
ゆっくりと最後の一本吸い終えて樹海をさらに奥へ踏み入る
10
障がい者と 呼ばれる方かたのレストラン とてもやわらかな 空気に満ちて
18
明日カラオケ 母の気に入りはKinKi Kids 硝子の少年 歌うとよろこぶ
16
あそびたい ねこはうろうろうろうろす シッポはぴーん みつめてにゃーん>みーつめる、cat's-eye♩(笑)
14
冷緑茶用に買いたるティーバッグ(大容量) 残りわずかで よ秋よ、来い
16
月なんて独りで見たって綺麗とは思わないけど団子はおいしい
9
DJが夏休みとって別の人 車検の代車みたいな感覚/#smile795
7
生きてない死んでもいないただじっと時の流れを待っているだけ
6
今という時間を消したいそれだけの願い叶わず横たわる今
4
つつがなく暮らして是非に三月見うろこ雲からちらりと名月
14
泣き叫ぶ子どもなだめて歩く母その胸元に赤子抱きつつ
16
金、金、金 金が欲しくて禁煙をするか惑いてライターの灯り
4
ベランダに朝と夕方二回出る秋の実感待ち遠しくて
10
各々の 胸中吐露した 歌なれば 片っ端から いいねの衝動
14
ニルヴァーナ聴いて会社を辞めた日は胸の真ん中怒りがあった/(思い出)
17
いつまでも若いつもりの気でいても体ポンコツ正直である
13
病院の待合室が爺ばかりく言う僕も爺であったよ
15