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夕焼けと ピアノ流れる 古民家で 苔のむす庭 紅茶と眺め
24
豪雨過ぎ 雲間の光 差し込めば 水鏡なる 街路のきらめき
13
ありましたママの会社のカードキーなぜか黄色い君のバッグに
9
安眠を襲う夜中のイカズチに目蓋の重き笑顔がゆがむ
23
穫れたての 新米の湯気かほり立つ 鰯一尾も至福の朝餉
24
「本当に俺のこと好き?」と問えぬのは漫画のラストを読みたくないから
8
生命に振り回されて理性しか信じられない 愛は来世で
6
菓子くれる ババァに菓子を 配ったら 怪訝な顔で 俺の顔見る
3
始末書を 3回書いたと 自慢する 先輩の横 10回の俺
6
眠れず夜中にミュートメッセージ 「ずっと好きでした」 台風の夜
8
にこやかで せいかくよくて もてるよね のーめいくだと だれもいわない
4
濃紺の 世界に私 ただひとり 似た色を持つ 君だけが好き
11
おけいはんも しんと静まり
鈴虫
(
むし
)
の
音
(
ね
)
のみ 朧月ゆえに なほあはれかな
11
大粒の 雨が一気に 降ってきた ああ、家の窓 開けてきちゃった
6
こっそりね賢い知恵を集めてね作っているんだ賢者の石を
9
見てみたい夜空がパァッと輝いて何処かに転がる奇妙な石を
7
東京で雨災害が報じられ天気は誰にも差別容赦無い
25
半紙って折っても定型封筒に入らないのよ定型歌だよ
8
十二時で照明落ちる自販機で犯人みたいに小銭を照らす
24
おい終われ 目だけの駆け引き 追い追われ
4
雷鳴とリミックスする室外機 設定温度を1℃戻して
6
君の名を 軽い気持ちで 呼びかける 「奈々さん」「はいよー!」と ノリ良く返る>LINE公式アカウントのお遊び(笑)
10
水道のチョロチョロ見つめ触れてみて頭にかけて舐める猫かな
18
停電と 雷鳴の中 稲妻でトランプゲーム 懐かし記憶
12
現代的ソルフェージュにハネムーンサラダ食べ雨音異なる道
3
普段二十マイルであせるブラウスに飄々としたソプラノリコーダー
4
大声と 文字と視線と 思い出が 知らん遠くに 見えん近くに
4
おにぎりと 出汁巻き唐揚げ ミニトマト 半透明の 王国に蓋
13
健診の催促市から届いたがビール腹がへこんだら行く
10
値上げならまだ諦めがつくんだが中身こっそり減るのが嫌だ
7
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