Utakata
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遠くより 流れる車 なめらかに 邦画のような 午後の構図よ
6
富士サファリパークの地下に棲む「それ」は 丑三つ時にご覧いただけます
7
参加者のクレカの番号読み上げる そういう百物語でどうかしらん?
2
「リュウジ 人間」試しに調べるバズレシピ 出たらどうする?俺は怖いよ
2
ピカチュウを煮付けにするなら九州醤油 そう言った母の喉にロンギヌスが
2
千種華
(
ちくさはな
)
咲
(
さ
)
かせ
彩
(
ゐろぬ
)
る
四時
(
しじ
)
の
風
(
かぜ
)
君
(
きみ
)
の
香
(
かほ
)
りよ
焼
(
や
)
き
付
(
つ
)
離
(
はな
)
れじ
5
気づいたらのたうち回ったミミズの字 睡魔は文字が汚いらしい
7
梅雨入りのニュース聞こえし朝支度弁当包みにアジサイ咲かせ
23
テンセルの青いブラウス軽やかで ここだけ晴れて信号を待つ
20
意味もなく公式サイトを眺めては MacBookを欲しがる私
4
エアコンの言うには気温
30
℃ 予報の過信はやや危険なり
7
何
(
なん
)
為
(
す
)
れど
吾
(
われ
)
を
振
(
ふ
)
り
捨
(
す
)
つ
死出
(
しづ
)
の
旅
(
たび
)
思
(
おも
)
ひ
煩
(
わずら
)
ひ
濡
(
ぬ
)
れ
尽
(
つ
)
きぬ
涙
(
なだ
)
3
ふと見れば淡紫のヒバの花初めて知ってまじまじと見る
9
バス通り
佇
(
たたず
)
む街路樹を包み 浴衣の如く
纏
(
まと
)
ふ 紫陽花
18
古きジャズ耳傾けて新しき感情起こり終わる一日
8
ホトトギス 「ほと」を研ぐと声を張る 産めよ増やせよほととげよかな
4
さくらんぼ 木ごとに味が違うと(農園の方に)聞き お気に入りの木を見つけ狩りまくり
12
竜王のアウトレットで 音ゲー用ズボン贖い 破格の安さ
9
ビールには罪は無いです飲みすぎた私が悪いしじみ汁うま
8
雲の隙 ひょいと覗ける 青き空 次に逢ふ日は いつと知らずも
7
押し入れに詰めたパンツの
饐
(
す
)
えたのを取り出してまた穿く梅雨の頃
5
見上ぐビル慣れぬスーツの君の背に
都会
(
まち
)
の風吹く就活の儀
9
今のことほかの人には言わないで こう頼んでも言う人は言う
12
節々
(
ふしぶし
)
が湿疹も出るため息だやれると思いてサツキ剪定
16
憧れは人目も気にせず濡れ鼠 空をまとっていつか還る日
12
何気ない 細かな記憶 よみがえる 長い年月 重ねていても
18
何となく チーズケーキを 食べてみる 君が好きだと 言っていたから
17
ゆびさきの においかぐのは ごあいさつ ねこはたずねる 「だれかにゃ?」クンクン
20
帰りの車
(
くるま
)
にて寝床を作ってくださるから ついつい爆睡 気づけばマンション(駅までの予定が、住所みて送ってくださった‥感謝
🥲
)
9
土産物あちこち選びて 束の間の 日帰り
小旅行
(
ドライブ
)
終わりを告げぬ
19
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