電話鳴る突然のようで予感ある 虫の知らせに耳をふさいで
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Utakataの作者どうしの交流は「いいね」だけだからいいのかもね
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生存のために意識があるのであり、逆ではないと言われて凹む
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ああこういう需要があってミイラなど作られたのかとわかる瞬間
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Q.知らぬ間に人質に指名されていたセリヌンティウスの気持ちを答えよ。
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バツ2です妊娠3回子は2人。えぇっ!ってだあれも言わない時代
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好きだよー、大好きだよって言えるのは子供かあるいはそれほどでもない
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「点けたまま眠ってしまったスイッチのすべてに謝らねばならない」
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聴く人がいなくなってもレコードは回り続けて時間のようだ
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「もしここで充電切れたら超やばい」 JK如くアシストを漕ぐ
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「無理せずに明日もおいで」言うかなぁ。ホストなんだと思い込めば良い
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水滴が岩壁をうがつこともある毎日料理を作るようになる
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繰り返し繰り返し血を流すだろうその目に映るひかりのために
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親からの急報「アルバトロス出た」親子を繋ぐゴルフのゲーム
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傘仕舞い私は傘に走りこむ あなたの右が誘ってたから
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ふよふよと漂う君の鼻唄が空の青さに溶け込んでいく
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星渡る夢から夢の渡り鳥 潰えた夢は誰が弔う
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久しぶり ネット繋がり 嬉しくて 人とつながる 手軽な機械
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もういないひとを両手でつつみこみ三十一文字みそひともじの箱へ納める
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長旅の途中で何があったのか今年はあそこにつばめが来ない
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憐憫の闇を深掘る名人がその深淵で仰ぎ見た空
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路傍にてロマンチシズムを朗々と論ずるための呂律が回る
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あなたとのたった一つの想い出が 時間経つほどデフォルメされる
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三十一文字埋めるのも苦労するくらい口下手なのよ本当なのよ
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子離れしひとり時間も増えたけど 子育て奮闘頃も懐かし
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爽やかな風が吹き込む 揺れるカーテン寄せては返す白い波のよう
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曖昧な閉塞感の中にいた高校生昔の俺にピンクのシゲキ
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丸坊主切り株につく若い葉のまだ生きたいね気丈夫な木
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ジョニーは戦場に行った思い出す倒されてなお 立っている木
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よろこびを あたえてくれて よろこびを つたえただろか しんじゃてる。
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