始まりはズラリ並んだ日本勢櫛の歯抜けてスマホ寂しき
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『犯人はおまえ』と示す中指を切り裂きジャックは上手に避ける
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我たまにプライベートの悩み聞く 自分も影響されてぐるぐる
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爽やかな風吹きわたる緑蔭に弔問の列とぎれざりけり
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たらちねの母の裳裾に隠れしが片目覗かせ笑ふをさなご
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なすの紺ししたうの青かぼちやの黄いろとりどりの夏揚げにけり
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朝のバス 快速に乗れど速くない けど大船おおぶねに乗るような心地
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朝七時 かけっこしあう快速バス 一進一退攻防続く
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ストレスを発散 ヒトカラ二時間半 すこしばかりは爽快になり
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半袖を 今季初めて 見たりしに 酷暑の予感 未だ拭えじ
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ならぬもの ならぬと言える 戒めは どこに消えたか 今の我が国
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夫はまた夜が開けぬ間に起き出して畑に向かい日の出を急かす
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くり返し餌をねだり来るすずめ等の信頼受くやベランダの夫
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母の日が過ぎて思うは産んだとて母を母だとされなかった日々
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LGBTそれはキリスト国の問題で日本は公金チューチューと云う話
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捏造と偏向のメディアを真に受けた世論が政治を動かす恐ろしい世だ
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飯へりて軽くなつたと思ひしがリュックから胃へ移動したのみ
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モグラとし生うけたれば今日も又せつせせつせと穴を掘るなり
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心は男だが体は女そう云う人は男湯で歓迎します少なくとも私は
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原っぱにオオキンケイギクが溢れ映画「ひまわり」を思い出す
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突然に顔にカサリと落ちたものあわて払えば既に影なし
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この野郎出たら殺すといったろが怒鳴ってみたが百足まだ居る
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いやべつにただ出たいだけとりたてて何をしたいと言うことでなく
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もう仕事じゃないと外すそのネクタイ 誰に結んでもらうんですか
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タンハラミハツの冷製三種盛 初めての味を君にあげるね
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今夜から 軍場いくさばと化す レストラン 魂燃やせ 決闘者デュエリスト
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唐突に扉が現れたりはせず、うつぎの花ばかり白かった
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「その道をまっすぐ」と指差されたが、道らしきものがなかったケース
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我を斬り 刃鍛えて幾星霜 子に恨まれんとも 孫の世の為  赤空
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六月は相合傘の時期だから敢えて呼びたい銘々傘めいめいがさ
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