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青い空 涼しい風に 拐われて 蒼き竜胆 終わらぬ蒼
6
ペシペシと 顔をたたいて ひらけごま 布団に入る 猫、秋モード
7
あのひとの煙草の匂い覚えてるのは返せなかった文庫本
5
秋風を誘ひ込む窓 人工の冷風と 長き夏にさよなら
31
必ずや隣りの駅で席を立つ 私のマドンナ 妙典ばあさん(「妙典」は隣りの駅)
16
陽の下を歩き営業一万歩 あれっ汗をかかない?秋が来たんだ
19
対岸の火事がおとなり格好の週刊誌ネタ市長のラブホ
5
遠き日の 君が微笑む 昼下がり 今は曇天 過去に囚わるる
8
覚えてる あの日あの場所 あの空気 最後の言葉は 覚えていない
2
覚えてる あの日あの場所 あの空気 君の言葉が 思い出せない
2
覚えてる あの日あの場所 あの空気 君の言葉を 察したことも
5
友たちの 人生初の チャレンジに 勇気をもらい エールを送る
20
積み上げた トランプタワーの 頂点は 白紙のカードと ハートのエース
4
俺のよこ 君がいたから 恋人で 君と別れて よく見たら変
3
好きだけで 会いに行けちゃう ぼくたちの ままで大人に なりたかったね
8
秋彼岸 線香烟る墓前にて 日頃の無沙汰一人詫びをり
17
春先に二本の無花果を植ゑたるに実のひとつだにつかず悔しき
10
杖捨てて走れるやもと秋空を高き自由の風に成り行け
27
空気さえ 測りて進む 猫のひげ 細き羅針盤 闇を導く
10
君は言う よくそんなもの 飲むわよね ひとくち飲ませて メロンソーダ
6
窓辺にて 紫煙を纏う 君の影 月が攫った 私の心
7
誰も皆 私を知らぬ この街で 月光だけが私の自由
6
眠る街 君に届かぬ 月明かり 闇夜が拐う 我が想ひ
6
我城
(
がじょう
)
には魂燃ゆる我がおり己は未だ城下の庶民
9
今、天に問いかける願い 力とは 護るべき
存在
(
もの
)
の ためにこそ奮え
14
美しき 国に行きたい 足枷は 美しき風 美しき風
7
はいそうです、これは無駄な怒りです んな訳あるかちょっと殴らせろ
3
おれはゆるさないってことをきめている じゅうねんごのおれのくるしみほけん
3
彼岸過ぎ 陽は影残さず 彼見えぬ
4
憎しみは一点集中高い位置で吸うタバコの鈍い光へ
3
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