体力の 低下身にしむ 歳となり 酒をやめるが 大吉と見た
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刺されてもまだそれほども痒くない未熟なのかな初藪蚊出た
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10センチドア開いたなら駆けてきて外へすっ飛ぶ猫さん疾風
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あかぬ夜の 月を思わば 雲隠れ 滲む視界に ひと光の星 /推しが活動を辞めるため、推しに捧ぐ
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ハチミツの黒酢 疲れに染み渡る ゆっくり眠り 復活予定
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死ぬだけで社会貢献できるという社会を舐めたうまい話が
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「天邪鬼だから、死んでと言われたら死にたくなくなりそうな気がする。」
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だんだんと 楽しい日から離れる日 心がふっと泣きそうになる
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少しずつ五月雨式に死なせたら「事件」は起こらないと学んだ
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梅雨空の家路へ急ぐ足元に、奏で続ける、雨音オーケストラ
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私には近い記憶が残らない。遠い昔の傷は鮮やか
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えぇ多分、槇原敬之言うようにもう恋なんてしないと思う
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信仰を 馬鹿にする人 多ければ 神の恵みも 分からずじまい
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そこかしこ 神の導き 感じれば そう簡単に 罪は犯せず
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行く手には 神の愛ある 恵みあり 罪から逃れ 求めよ真理
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人生を 愛し尽くせば 魂の 浄化が起こる この世の奇跡
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死ぬことを 考え買った ロープ持ち バイクに乗った 少女を救え
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ぶつぶつと 言葉を吐けば 毒ばかり 愛もなければ 正義もあらず
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長き時 人の個性は 築かれし 動かざること 岩のごとし
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冷たくも 人の心は 石のよう 固くねじれて 一歩も出せず
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生きてれば 満足行かぬ ことばかり 死ぬ気になれぬ 女々しき男
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船山の 橋のたもとの 銀杏の木 切られ残れり 一粒の種
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押入れでおしっこした馬鹿どこですか 怒鳴る言葉は虹の向こうへ
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誰よりも映画の中で生存を願われているヒロインの犬
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ワンと鳴く可愛い君に僕たちははしゃいで笑って最後は泣くんだ
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人知れず 紙を補充しゴミを捨て あなたの羽根はきっと白色
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癌と知りて視界歪みし感覚を我も知りたり ただ寄り添へり
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この先で雨に濡れない日が来ても名前を呼んで  いただけますか
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タヌ猫は 弟夫婦が 好きらしい 来た時いっぱい 遊んでくれる
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このさきも ずっとおまへといたいから かわすくちびるは風のよう
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