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曇天のそれは正しい道である重なる雲が囁き動く
7
袖抜ける秋風の涼 深まりぬ エンジン音の賑やかな路
18
あの夏の 想いを忘れ させる
様
(
よ
)
な 夏をまた待つ 歌でも詠んで
11
そっちから見た右じゃないこっちから見た右だからそっちの左
7
墓場までホントのことは持ってくよファーストキスはお地蔵さんと
3
濃
(
こ
)
ゆすぎた
時間
(
とき
)
をゆるりと薄めてく ザクロジュースは氷多めで
36
飯食めぬ枯れ木のごとき背を支え 湯浴みする
老父
(
ちち
)
吐息零るる
15
せっかちな秋の訪れ早すぎる 夏の名残に浸りたかった
33
缶の山 恋の終わりか 酒の味 今日は帰さぬ 飲み友達
13
ランタナと いふのか君は 知らなんだ ちっちゃなちっちゃな 紫陽花モドキ
17
やめてくれ 誰にも響かぬ 叫び声 ならば殺そう 心を保つため
5
お茶も良しスマホも良しと財布良し子供みたいに確かめてから
18
亡き父が 綴った日記 子どもらの 日々を見つめる 愛に溢れて
19
鬼が出る 季節の変わり目 いつなのか きっかけ掴めず 揉める鬼たち
8
知らぬ間に慈しまれていたことを知れば今日日も背中がぬくい
6
「貸本」の アトムと28号と ちかいの魔球 紫電改のタカ/ちょっと思い出したのでメモしときます
9
秋風にプラごみひとつ転がりぬコロコロコロリ物悲しさよ
27
朝が来た 感謝を込めてもぎたてのフルーツのごと
一日
(
きょう
)
をいただく
11
向い家の垣はみ出したクチナシの色付きし実をぬらす秋雨
30
雨降りも秋の虫鳴く鳥も鳴く川の瀬の音蛙鳴く声
14
拾ってはそういう時期もあったなと倒れた母の杖たて直す
22
トマトの上 シャインマスカット(冷凍)など 添えまして 赤と緑で 彩りゆたか
14
ちま猫の シッポはとても
ゆうべん
(
雄弁
)
で あがってさがって ゆらゆらゆれて
20
咲き誇る 赤い絨毯 夏の日と 君の笑顔に 別れを告げて
11
青い空 涼しい風に 拐われて 蒼き竜胆 終わらぬ蒼
6
ペシペシと 顔をたたいて ひらけごま 布団に入る 猫、秋モード
7
あのひとの煙草の匂い覚えてるのは返せなかった文庫本
5
秋風を誘ひ込む窓 人工の冷風と 長き夏にさよなら
31
必ずや隣りの駅で席を立つ 私のマドンナ 妙典ばあさん(「妙典」は隣りの駅)
16
陽の下を歩き営業一万歩 あれっ汗をかかない?秋が来たんだ
19
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