鴬に宿を任せて立ち出でむ盛の梅を人ははねば
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春の朝 散歩の出で立ち 決めかねる 着れば暑くて 薄着で寒くて
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義理チョコの 返しにもらう 義理クッキー 越えてしまいたい ぎりぎりの線
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二年目の制作物を持ち帰る大きな袋の君はサンタ
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雨雲に 憂鬱レッテル押しつけて キラリ微笑む虹のズルさよ 
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悔しさと薬缶の水でのど奥の抗うつ剤を飲み込ます朝
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いま僕が出会う嫌いなアノヒトもその役で会おう決めて生まれた
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木のうろの小鳥のように靴底の穴に小石が隠れていたの
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息子らの母子手帳見てグッジョブと はしかワクチン二度接種済み
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春風に めくられ進む 物語 少女は駆ける 紙上の荒野を
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世のため、人のためになること、いっぱいあるが、まずは身近なことからやろう
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雨あがりあさひをあびる桜そう 強雨のきのうの涙の光る
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朝日早い、もう空は薄明から昼間へ、よい一日でありますように
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歳と共に、体調少しづつ直す毎日、身体もそろそろ寿命なのかな
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始発知らない人同士、動く無言仮眠室チーン🙏
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吹雪くなか三か月ぶりの歯科がよひ。噛み心地よくランチのうまし
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時としてヘタレな我は憧れる 貴女あなたの持ちたる喧嘩上等
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ときめきの在処を探し 泥水をまさぐるように心を潜る
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今日こそは・・ 期待束の間 息乱し 独り淋しく 床につく夜
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花冷えの夜まだ眠れると油断して桜前線春を駆け抜けよ
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地中にもひかりがあれば還るのも怖くないからゆびを燃やして
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文庫本 手のひらにおさまる 小宇宙 どこにいても 宇宙につながる
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罪重ね 降り頻る雨に 傘もなく いつかは止むと 終に思えず
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たった3回で好きだと言われてもそんな身軽な好意は要らない
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汗拭う夏に話した来年がないことを知る春は来るのに
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現実はいつも外れて分からないそういうものね馬券も外れる
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あの日みた 白紙ページのなかの 青年は 旅を続ける きっと今でも
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iloved口に出すのを止められぬその喪失を青春と呼ぶ
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眠らなきゃ追い込むほどに駄目なものODよりも徹夜にしよう
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急遽とは対応せざる得ない事。早く来られて困る人です。
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