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誰にでも 生きてく価値はないだろが 価値などなしで生きていこうぜ
9
好きな人 五万といるぜ そんなこと 言って見たいな 人間嫌い
5
お医者さま 治らぬ病気 治せぬと 決して言わぬ 商売上手
5
甘くない メロンを食べぬ 地主殿 甘い甘いと 言わしてやるぜ
5
短歌とは 貧乏人の 暇つぶし 啄木なんて ずっと手を見る
5
暑ければ 裸になろう クーラーを 使わぬ世代 質素倹約
3
眼圧も 耳鳴りもまた 慣れてゆく 恐ろしいもの 適応機制
5
温暖化 疑い挟む トランプよ 日本に来てよ イランの次に
5
藪医者も いいとこあるぜ 待ち時間 ほとんどないよ コンビニレベル
6
炎天下 間口が狭い 階段の 入り口かすむ 雇用促進
6
味噌汁をひと口啜り正午なり塩が嬉しい夏至のひととき
35
夏至なので日の入りまではロスタイム くらくなるまで遊びにいこうよ
8
恵まれし梅雨休みの
間
(
ま
)
週末の 木陰と風と 散策の朝
26
健やかに生きていくことをやめた日にトイカプセルをよっつまわす
8
焼きたてのおさつベーグル手に入れて 軽いサンダル足取りも軽く
23
パン屋への散歩のお供は 塩飴と すこしの水と クールネックリング
17
毎日の夕食歯磨き風呂電話 いつの間にきみはそこにいたの?
6
思春期の母にささげる『沈丁花』子ら伴奏に組み体操す/DISH//の曲
10
テイクオフ平均台に挑む子はかなり前から翼ひろげる
10
子の投げた最後の玉は茜色
空
(
くう
)
を楕円に刳りぬき入る
13
何か美味しいものを食べに行こう。そう言ったらうなずいて欲しい。
11
ステンレス・キッチン置き場は空欄で、ここでナスとかひたすのだろうな
9
午後四時の寒さ身に沁む日没を思い浮かべてしまう夏至の日
21
認知症ばっかじゃないの母さんに言ったところで何の得なく
14
日射し浴び土を耕し野菜愛で笑顔振りまく君はまぼろし
12
あかねさす紫にほふぶどう酒を酌み交してぞ亡きひとしのぶ
8
野菜にも個々に可憐な花が咲く夫の口ぐせ花より団子
10
在りし日の菜園日誌開き見て夫と汗した畑思いいず
12
わからない。なりたい顔の一番が石原さとみであるということ
22
飲めぬ水嚥下障害母さんは耐えきれなくてプハッと散水
14
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