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暮れてゆく空の
静寂
(
しじま
)
にただひとり 委ねただろう母の身を泣く
12
贅沢は出来ぬ『生保』の立場上ホース修理の手段を得たい
20
換気扇フル回転の風呂場には満員御礼みたいに吊るす
23
保証期間過ぎてホースが裂けました『残念ですが施しようが・・・。』
18
温風は破れた蛇腹を抜け放題去年のオペと術式検討
17
あの夜のショートケーキの
理由
(
わけ
)
なんて君は一生知らなくていい
9
日が照れば晩夏と見紛う神無月日暮れの風は秋の涼しさ
8
ほくろの位置知ってるだけの望み薄 間違わないのに血の味だったら #折り句百本ノック
3
気のせいと後回しにしたツケが来た 決算書類といがみあってる #折り句百本ノック
3
かいくぐり君に会うまで潰えない バルーンアートを携えていく #折り句百本ノック
3
手に塩をかけてしゃもじであつあつの ラップ巻かれて梅干しおにぎり #折り句百本ノック
3
手鏡を見ればたちまちあら不思議 ラブとライフとうちらのあの日 #折り句百本ノック
3
手摺上を綱渡りのよに歩くきみ ラストダンスとうまれてはじめて #折り句百本ノック
3
敵味方を見定めるのはあなたでしょ ライフルをとって撃つのは私 #折り句百本ノック
3
天の声を聞いてもなお明日はなく ラミエルの目は虚ろだった #折り句百本ノック
3
定期船を待つ人の影あちこちに ラッパ吹く人歌唄う人 #折り句百本ノック
5
停止線を飛び越えた先 あなたの手 楽になれると嘘吐いたあと #折り句百本ノック
3
スポドリに水をちょい足しグビグビグビ夏と秋とのちょうどいい味
10
秋の夜 玉ねぎたべたい 口になり モスでオニポテ 揚げたてパクリ
22
幼さが捨てきれないからラインの通知貯めてちょっと満足
5
どこまでもまっすぐ伸びる君の意思 地球の丸みで空へと逸れる
9
今我の手に触れた風は止まらずにどこの誰かの頬を撫でる
9
自転車を倒しうずくむいつか人殺すかもおれ助けて欲しい
7
少しでも抵抗したい Pairsを「ゲーム」という名のフォルダに押し込む
7
ヒペリカム 夙に知りては 悲しみは 続かぬことを いまも信ぜり
7
あの頃は透明だったきみとぼくシンプルライフすっかり馴染み
5
午前二時 誰かの救いに なりたくて 気づけば僕が 救われていた
4
落ちてきた声に見上げてよぎり行く鴉一羽を見る月の夜
7
静けさや 音に乗り込む 隅の水 諸君が水を
拭
(
ぬぐ
)
うまで
9
懐かしき秋刀魚の美味は大人びて 苦かりしワタ えも言われずして
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