彼が鬼「もーいいかい?」「もーいいよ!」 早く見つけて30年たつ
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帰宅時間、電車から見る夕陽の絵画、題名は、「明日も晴れるよ、お疲れ様!」
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甲子園 みんなの正義に殴られてどっちのファンかわからなくなる
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母といふ 生き物なれば 子にいつも 腹を満たしていて欲しきかな
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胸の内 溜まった反吐を押し込んで「そうだよね」という汚物を出す
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わかんないよくわかんないけどこの短歌わたしのためのような気がする
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君の実家いえ一度見たくて駅降りる 見てどうするの?夕日がささや
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唐揚げにレモンしぼっていいですかまだかけないで君には言える
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馬鹿だね 雨なんて降らしてさ 思い出の空はいつだって晴れているのに
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おはようさん・ごめん・美味しい・ありがとう 声に出してさ言わなきゃだめだよ
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あ〜来月は、両家顔合わせ、早く式取りきめないと、みんな身おも^_^❣️
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「遅くなる」その文字を見てほくそむ 羽根を伸ばすぞやつ帰るまで
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ジィジィは 短気な性格 おしかくし こどものために  きづけなかった
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陽炎に揺られるコンクリートの海に溺れてしまうよ通勤経路
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入口は『サラダ記念日』俵万智 五・七・五・七・七の落雷
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仕事パート終え窓を開放風を入れ 家事する前の癒やしの時間
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組合と うまくやるコツ ただ三つ  つかず離れず 振り回されず
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ジングルベル そんな名をした紅茶有り 飲んでしまうか 聖夜は遠し
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わたくしは床屋じゃないぞ歳下の君の眉毛を整えるとは
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午睡から 目覚めし母の目に映る わが猫の姿 持ち込みおもちゃ
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ひさしぶり げんきしてたと きいてくる かぜなくゆれた さいしょのくちなし
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さみしさを磁石のように吸い寄せる夜によく合う詩集をひらく
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平素よりお世話になっておりますという目で猫がねだるおかわり
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それぞれがつくる時空のシェルターに籠るみたいに過ごす図書館
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はいしゃいき マツキヨよって 東武ゆき 花屋でかって チャリ坂おえる日 / チャリ坂歩きますた
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子の家は 換気扇に すずめの巣 「巣立つまで待て」と いったばかり
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いつの間に 軒先みれば ハチが巣を つくっていたよ どうすんのこれ / テニスボール大 😭
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概念は名を授けられ立ち上がる 「ハラスメント!」とあの頃言えたら
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セブンでは販売終了なるアイス「給食ムース」を毎夏作る
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食べるって わりとエネルギー要ることで たまに息切れ 飲むゼリーとか
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