どうかしら俺のおばけは 影も無く実体も無く だけど見てるよ
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黙々と 靴見て歩く道すがら 顔を上げて と桜に言われ
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人間は生きてるだけでえらいらしい今日も一日やることなし!
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黄砂入り強風背負いふきのとう横目でながめ春の渋滞
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二歳児のあるきはじめは目のきらら はるのまんなかちょうちょまいくる
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今年も暑くなるやら、衣替え冬から夏の半袖ワイシャツか
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今日も短歌が詠める、しあわせかな、はて生きてるから
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山を背にポツポツ灯る山桜 車窓を額に一幅の絵となり
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楽しさの基準も人それぞれ、哲学的にわからないと朝電活か☺️
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しあわせの尺度はそれぞれだが、まずは生を精一杯たのしもう
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始発空いてる曜日だが、降りる人もまばら、薄明の夜明け突き進め
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推し以外夢に出てきた朝だからなんだかすこし新しい朝
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便利なり!難読漢字もスマホなる生成AIは直ちに答ふ
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木曜日ターミナルへと夕暮れは流線型に溶けて流れる
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楽しくて いつも一緒にいたかった これ幻ゆめならば もうみることなし
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愛したいから愛さないで
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やわらかく腕を掴まれてる、振り解けないのは自分のせい
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満足は人を殺す
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仕事辞め日向ぼっこで短歌詠む 理想は遠く現実はみじめ
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問題のバス通院を成し遂げて気が抜け眠り目覚めの頭痛
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2通りの循環バスの停留所間違えそうで喉が砂漠化
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この道をまっすぐ行けばあなたでも入れる檻が見つかるでしょう
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はるいろの風が心を軽くして やりたいことを自分のために
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好きよりも まず懐かしさ 込み上げて 胸は踊らず 沈んでく様
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優しさは時に心を苦しめる 別れた後に送って行くとか
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そういえば もう一年が 過ぎたのか みたいなくだり 毎年してる
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花と草 風と魚と 鳥と海 空と我らに 永遠とわなきぞはな
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故郷を離れて見ても桜とは 懐かしくまた甘酸っぱい樹
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生も死も われら越ゆるに あたはねば 望みもぞする 弥勒みろくなるはて
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たびたびの霰を降らす曇天へ居心地悪きランチのチェアー
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