日差しのもとトイプードルが散歩する可愛いお尻フリフリさせて
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AM3:00トモダチコレクション まだ起きている君だけがほしい
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休み明け 法師蝉鳴くもりを抜け晩夏愛でつつ出勤の朝
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顔痩せのエクササイズで明らかにシュッと締まったアラ還の顔
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幾千の若き御霊がすすり泣く 故郷を馳せて かの人想ひて/終戦記念日
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恋みどろ あの夕焼けが 溶けたなら 掴んだ腕も 離れないのに
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陽炎が 包む彼女の 後ろ背は 夏の終わりを伝える、 揺れる
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蝉の声 嵐の前の静けさか 手持ちぶさたにシフォンケーキ焼く
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夢を追い続けるのが馬鹿らしいならとことん馬鹿になってやろうじゃん
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世の中の全部が敵に見えたから、「全員殺す」が今日のテーマ
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にぎやかに 楽しく過ごす いつもより 静かに仕事 それぞれお盆
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生温き あらしの風の いと強き 傘が折れそで ボロ傘を持つ(折れてもダメージ少ないように)
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俺の師が「謝るな」って言ったから、もう金輪際頭は下げない
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棘を抜き、不適合者なりに進み、押し殺した僕の棘が生える
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知らせ受け義兄あにの葬儀の準備する 近づく台風 不穏な朝に
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歳重ね 静かに増える ミステイク 見直し必須 切り換え大事
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盆休み 食っちゃ寝見ちゃ寝で あれ?終わり? 休暇1日誰かに盗られた?
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夕立ちで洗濯物がダメになる 外を見ながらソイラテを飲む
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ありがとう。ありがとうしかありません。逃走したら迷子になって(笑)(TAKAKO様)
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触れたくて触れられなくてほおずきはやわく包んでおそらく少女
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台風よチャリを乗り捨てリニアカー乗って宇宙まで行ってくだされ
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この街の夜の終わりを告げるため終電バスが扉を閉める
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抱き上げた爬虫類展のパイソンは舌で何度もピースを見せる
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仏壇のお供え物は直ぐにさげ暑さに耐える缶ジュース置く
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迎え火と送り火の頃野分け来てほんの少しだけ感慨深し
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もう少しずれて欲しいと台風の予報進路を見ながら念ず
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白玉の 団子をついに 並べたの どうやらじっちゃん 食べたようだね / 一つ無くなってた
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菊の花一つ座席に忘れられ誰が乗ったの丘行きのバス
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送り盆仏間が急に広くなりルンバの踊りは寂しさを増し
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おふろで寝たらさかなになるのはほんとだった 背骨のまがったさかなになった
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