マイカーが必需品でも高級品。保護生活の足は痛くて
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紫陽花を一緒に見に行きたかったな 別に貴方じゃなくてもいいけど
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「夢じゃないよね?夢だったら虚しいな」そう思うとき目覚めてしまった
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交差点やはりと後ろを振り返りただ一人手を合わせしゃがみ込む
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昼間から常連さんに囲まれて笑うオーナー酒と人情
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『三略』に「柔よく剛を制す」なる真理があった 歴史はめぐる
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投げたとて尖ってないと刺さらない。やじりの先も音も言葉も
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揺れている水面みなもを底はつゆ知らず。まるで人間社会の縮図
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夏になったら会えるの 淡い期待はアイスクリームに溶かし込む
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あなたのために生きてたのに急に消えたから 待つことしか出来ず
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貴女を探す度に傷つくのは 貴方がいるだけで涙が出る
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水色の 空に白色 薄い雲 梅雨であること 忘れるような
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対等に夫と会話する息子 時の流れが少しせつない
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個性的じゃない天然でもない 私はズレてる一本線
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ずるいよな星の光は残るのに俺等は所詮消し炭なんだぜ
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「あああ。あなた、仕合せは外から?」私もこんな葉書が欲しい
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手を引くな行き着く先はパライソだ お前は行けても俺は行けない
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君だけが私の世界そのもので ただまっすぐにその日を生きてた
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下敷きに手書きで書いた歌詞はさむ 必死で覚えるキミの好きな曲
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もう後に退けぬと喉に巻きつける 銀の鎖と、ブラックコーヒー
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さみしい と血反吐を吐いて書き付けた歌や絵でさえ 空に消えてく
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あなたならわかってくれる、と思ってた 知ってる 僕の見込み違いだ
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居酒屋のナポリタンより赤い目が 生きるつらさをうったえている
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(僕なんかいなきゃいいのに)喉奥で ぐっと飲み込み 「いらっしゃいませ」
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涼しさを、招き入れる虫の声、日曜の夜の寂しさを消す
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新しいキーホルダーと思ってたこいつがいつの間にか相棒
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帰宅時間、車窓に映る、我の顔、 今日一日のエンドロール
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どの面を下げて貴方は僕の目と歌を褒めるの 屈託もなく
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あんなにも虚ろな謝罪を受けるなら 殺してくれた方がましだが
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爆裂に 言葉飛び出る 機関銃 口が上手くてよろしゅうことね
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