今朝の雲、薄く広がり、青に溶け、日差し和らぐ、爽やかな時間
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新たしき門出 ことほ手握たにぎりて さきくあれよと米をみせり
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🏃‍♂️トレランもアキレス腱炎では、走られぬ、投句でまずは、イメトレか⁉️
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諦める速度に世界が追いついて来ない確信でなんとか生きてる
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カフェインの錠剤を買う四十錠たすけるならば今だぞ世界
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物言えぬ わが猫の瞳の愛らしさ たとえ頭突きは 痛かりしとも
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午前2時 オナカスイタと 母起こす ねこを抱きしめ まだだよお待ちと
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生きるのがハチャメチャに辛くなってきた知らない駅で降りてしまいたい
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夏目だと どれが好き とか花の色 どうしてもっと話せなかった?
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わずらわしい生きることのなにもかもが天変地異でも起こればいいさ
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チューリングテスト合格してやっとニンゲンとして生まれるのです
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歌えない。誰かのための歌なんか 少女はひとり 膝を抱えて
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神様に喧嘩売るとは君らしい だからこそ君を殺さなくちゃね
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愛されるひとがただただ妬ましく 炭素を紙に撫でつける 夜
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煙る空 地面しめらす ぬるい雨 傘を持たない 私をつつむ
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あぁさみしい さみしいと泣くその代わり マグマのように沸きだす短歌
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わたくしをひとりっきりにするために選んだ黒のタイトスカート
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傷つける側に回るということにきっと貴方は耐えられないよ
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死んだ陽が月を照らす事はない 月が希望になることもない
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お月様あなただけは見てくれる私がここらで野垂れ死んでも
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朝もやの中にある山何事にも動じないから雲去来うんきょらい
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ご近所の牛乳屋さんの優しさに触れてたまに会いたくなると
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大量の短歌を量産してしまう朝四時半はよく考えてしまう
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言葉選び声のトーンや話し方字の綺麗さはあなたがピカイチ
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君と行った京都タワーの展望台かつての職場を見下ろしてみる
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またいつか会える日のこと夢に見て今日も私は働きに出る
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いつか言ったセロリの話覚えててくれて相手を沼に落とす
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文字よりも言葉の方が響くけどたまには文字も書いてみましょう
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桜舞うラインの画面に春感じ春が来たねとふたりで微笑む
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弟の新生活を待ち侘びてやっときた春どこまでも行け
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