おあずけの 桜の蕾も 雨やめば 花咲かむのか 我も咲きたや
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ぐうすかぴ 夜は睡魔に負けたので 寝起きでつける昨日の日記
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寝る時にすっぽりかぶる掛け布団 この世界には僕しかいない
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優しさと少しのイジワルあわせ持つ 単純じゃない私も好きだよ
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めくっても めくってもどア ップの翔平 野球開幕 SEIKO広告 / 頑張れー
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嫌なことが消化しきれず進行形誰がために書く苦行の日記
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雨にぬれ蛙のように鎮座してだれか待ってる軍手片方
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『人生の結論』 を上梓後に劇画家の小池一夫氏は逝去されしと
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哀しみの 睦月如月 時は過ぎ 桜咲かずに 弥生も過ぎる
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時計の針戻してみたしあの頃に 多忙も充実 子育ての時期
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始発は、親子連れ多し、新年度前の準備かな
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昨日まで桜開花2〜3輪、本日雨、開花宣言と共に黄砂も来襲か
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寝るための助走にスマホを使うから夢の中でも低空飛行
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いびき声 オヤジか蛙か 大合唱 ネカフェの一畳 一睡を願う
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関わらないで  夕立ちのような  君の横顔 
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目覚ましをセット 上げた携帯の音量に どうしようもなく下がる気分
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この家は好きでもないのに動かない家出をしようとにかく動く
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話せばいつも摩擦が始まる仕方ないね臆病者の二人だから
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「好きだから」 この言い訳は いたずらも 許される魔法と 聞いたのですが
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ひとしきり 涙を流せば ぐうと鳴く 腹の時計は いつもマイペース
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踏む、歩く、選ぶ、支払う、家に着く。作る、食う、風呂、寝てまた明日
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時季越えて 砂塵逆巻く 大黄土 人為は問わぬ ただ春を告ぐ
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傘を持つ隣の人は早起きで天気予報を見てきた人だ
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黄金の蜂蜜パンまで到着のスピードこんなところにも 春
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サイレンを真似て遠吠え 天国の愛犬 春の甲子園
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行き帰る人の靴から水跳ねてアーケード内、遠い雨音
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四強よんきょうが 出揃でそろう、次も 負けれない 真剣勝負 春のセンバツ
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衛星が送った写メの春風の 軌跡を可視化している黄砂
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スキップでキミの家まで行くからさ 呼んだらすぐに跳び出して来て!
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会う前の高揚感が気持ち悪い 飛行機が離陸する時に似て
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