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紫陽花が雨に濡れている 寺の鐘が聞こえ時の流れを思出だす
6
タンポポの絮店内に流れきて目の高さより中々落ちず
6
四隻の黒船に驚き太平の眠りからさめた今は何がくれば覚めるのか
3
スニオンの夕日が海を染めはじめ人黙しをり廃墟の石に
3
歩道に映るわが足が傀儡のように動く誰かの意志のよう
2
利便性、怠惰な我が身と、諸刃の剣、そろそろ、己に試練を与えん
1
梅雨に往く フォークの神様 杉下翁 大いなる神は 御許に召すか
1
広島に 梅雨降らざる 涙雨 精密機械
今世
(
マウンド
)
を去り
3
朝から近くの🏌️♂️打ちっ放しへ、皆んなそれぞれスカッとかっ飛ばし☺️
3
休日の電車は満車、通勤時より混んでいる、移動するのも、皆必死☺️
2
見送りに肩より上に手を挙げて繋いだ父を見下ろしている
4
高い背を少し丸めて幼子の手を引き歩く若き父親
15
宝くじ当たったらすぐ来たんだよ遠戚名のる知らない男
6
主の祈り 覚えているかな そんな朝 コロナで唱和は しないようだけど
5
ぽつぽつと 雨粒つたう 紫陽花を 今日も眺めて 青空願う
5
蛍火よ 命を燃やし 魅了する 光放って 恋する季節
5
来む世には雌雄同株の野の百合のすがたにてこそ生まれかはらめ
4
愛された 記憶は子へと 引き継がれ 笑顔の時が 紡がれてゆく
6
地蔵尊の護り続ける土まんじゅう鎖塚碑の静謐な夏
7
「また明日」 と言い微笑む 横顔が 目に焼き付いて 空に描いた
2
ずいぶんと 遠くまで来たが まだ君に ごめんなさいが 言えないあなた
3
風のよに透き通り、風のよにゆったりと、風のよに、さりげなくに、 自分時間、欲しいものだ
2
今朝もまた、太陽の熱に背を押され、一歩、また一歩と、前へ進む
2
セロトニン生成のため散歩することもかなわずまた引きこもる
5
ソンナコトナイヨ を多めに持参して 思春期の父のご機嫌直し
12
アラビアは熱帯だから水氷らんもし氷ったら「あらあ!」と驚く
2
屆
(
とづ
)
くなば 越えなば越えむ
何處
(
いづへ
)
とも
友垣
(
とも
)
のたよりて
千里
(
ちさと
)
の
外
(
と
)
まで
1
栲繩
(
たくなは
)
の
長途
(
ちやうと
)
をへだつ
山河
(
さんか
)
さへ
斷金
(
だんきん
)
つなぐ
一葉
(
いちえふ
)
の
文
(
ふみ
)
1
千里
(
ちひろ
)
なる
長道
(
ながち
)
を
互
(
かたみ
)
に差し合ふて 語るが
樣
(
やう
)
に
文
(
ふみ
)
をはさまむ
1
千里
(
ちひろ
)
なる
玉桙
(
たまほこ
)
の道ふみ越えて
逢
(
あ
)
ふごとならむ
文
(
ふみ
)
ひとつにて
1
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