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ときめかない ときめく これはときめかない 私を箱に詰めるこんまり
7
カラカラを雲の切れ間にさしむける私のかわりに翔んでいけよ
4
友達がいないわけではないのです 誘いたいのが君だけなんです
8
3
日間未読スルーもなんのその 返事がきたらおおはしゃぎです
6
自然好き 素の貴女への プレゼント ビルの庭園 いつか見せたい
12
時にはここに居るってこと知らせたく傘の石づき道に弾ませ
16
久方の 笑いの殿堂 満喫し 次は貴女と 笑いあいたい
19
目が合うと網膜認証 猫起動 甘え機能は最新モデル
21
夕立ちが気温を下げてくれるとかもう無関係エアコンの檻
8
人に優しく 自分にはもっと優しく そうできないならそっと離れる
3
前髪という概念もあったよな 後髪さえなき 今 笑う
4
潮騒は陸地の意味を問い続けぬるい
汀
(
みぎわ
)
はまだ薫らない
9
首のしわ出来てしまってもう遅い タオル枕に変えたところで
20
ぬるくした長風呂頼りの数日がまたやってきた私のからだに
5
「おかえり」と 迎えてくれているようだ 初めての地で 感じるふるさと
12
なんとなく持って行き場のないものを 託してみようさらの便せん
14
太陽は味方だったな年少時今は出てけと追い立てられてる
7
慰めはいらないですという君に俺はほんとに何も言わない
4
球体は調べによると「大丈夫です」しか言えぬ小さな機械
4
殺虫剤のトリガーと似たようなものなのだろうこのひきがねは
5
持ち歩く日陰なのだと夫に説き 今や堂々日傘男子
24
備蓄米入荷とライン 価格知りいくつもの「古」がつくものらしい
21
吉野家でなんだかんだで牛丼を食べる自分にいいねをあげたい
10
夕暮れの 空があかねに 染まる頃 当直の吾子
他人
(
ひと
)
を救ひて
26
苦しくて声の代わりにクラシック一音一音ぽろぽろ吐き出す
8
『国宝』のカメラワークの美しき 喜久雄の紅の引くは艶けき
12
ウインナー 軽く焦げ目をつけまして しめじにキャベツに焼肉のタレ(美味いよ)
17
剪定をされ残り香を放つ木よ 痛かったろう 声無き涙
20
退勤の空は一面ラテの泡 西の隙間に光るハチミツ
32
星ひとつ君の睫毛に留まりおり 瞬きにより流れて落ちて
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