夕方の風はひんやり心地良い真夏もこうであれば嬉しい
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漠然と、不安と焦りだけがある 明日私は笑ってるかな
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大丈夫!大丈夫だよ!安心のその一言がなぜ言えないの?
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絵心を持たずに生まれた私だけれど 短歌うたは自由にえがけて楽しい
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電線に 愚痴や文句が 絡まって 風に揺れてる 午後六時前
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永遠(とわ)の旅 霜が降る月 誓い合う いついつまでも 手を取りながら
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後ろからぶわっと吹いた突風で実らぬ恋も舞った気がした
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頂いた2キロの青梅のへたの処理 青梅は見てても唾液は出ないの
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「この夏を乗り切ってね!」と掃除する 唸りながらも頑張るエアコン
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夢詰めたリュックサックが重すぎて ここに置いて帰っていいかな
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Q.「もしかしてこの人生はこれからは悪くなるだけ?」YES or NO
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これから、いざ鎌倉でカット💇どんな髪になるかおまかせ
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学生の髪型オソロで可愛らしい どうせ校則だからだろうけど
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規範からとっくのとうに外れてる なのにマトモな人のフリしてる
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懐かしい『LovingYou』がふと浮かぶ 鳥のさえずり散りばめられた /ミニー・リパートン
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鳥の声 どれが誰かはわからねど 楽しげなるや昼下がりの合唱うた
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ヘヨカとは? ニヒリズムとは 何なのか? 読み解くことは なほに楽しき
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便失禁がねと泣く古希にその前に過活動膀胱紙オムツ
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不安定 種はあちこち 潜んでて 発芽の時期も ばらばらすぎて
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真剣な眼差しをして三歳は 初めて剝いてみるゆで卵
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「クマみたい!」とうもろこしの欠片さえ 娘にかかれば動物園
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神様がインクを垂らして完成す どの猫の染みも愛しくて笑み
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冷蔵庫ペットボトルのレモネード 日付うっかり 手前に手前に
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せろとにん にっこうよくは きもちよい ねこもあさひを あびてしあわせ
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散歩して 蔦う木苺 赤き粒、 サシガメ見つけ、そっと離れる
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夏に死ぬ美しい詩を崇めてた人と蝉との区別つかずに
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お昼前お堀のそばにイタチの子 寝ずに徘徊 反抗期かい?
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また不正 国や会社の信用が失墜すること分かってたはず
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天国へのホットラインは未敷設のまま片側で輻輳してる
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風景を切り取り描くだけの世界では僕の罪だけ消してくれ
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