象限を分かつ分布の谷底に息づいているひとが見えるか
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今日は、t町でへべれけ🥴電車また、🈵、s川で座れ寝て帰ります。
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朝霞あさがすみ 春日はるひの風をいざなひて にほへる花は八重やへの山吹
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思い出に手を伸ばしながら一歩ずつ後ずさるような人生でした
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もや流せ涙色した桜雨日本の谷戸に春の訪る
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風のそ 吾が手き 志摩わたり 夢のうちにも波のまにまに
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こんな夜は 大好きだった 「孝蔵」の 「春雨♪」を聴き 眠りに落ちる
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すぐとなり あなたの体温 感じたい ないものねだり 別れた今も
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まばゆさに目を焼かれても君といるいつか過ぎゆく春の光よ
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盛る樹も 青葉脱ぎ捨て冬に逢う 顧みてこそ 吾もまたなむ
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春風は呪いのように僕を過ぎ君を未来へ遠ざけてゆく
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帰り道 向かいのホームに 立つあなた 偶然向けた 視線が合って
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海明の毛がにどっかり鎮座して値札小さく四九八十円ヨンキュッパー
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古いキャベツ 端っこは切って ザクザクと あるいは鍋のラストチャンスかと
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PayPayさ〜 スクラッチチャンスは いいのだけれど 音量デカすぎ 驚かさないで
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二年ぶり脱力時期の来たようで「関心・意欲・態度」は2です
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もう春はあちらこちらに見るけれどまだもう少し踏み切れないね
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和だんすの 遺品整理で 見つかりし 結婚指輪と 息子のへその緒
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遠くの親戚よりも近くの短歌友うたとも/大事にしますありがとう
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開花宣言心もほっと桜色満開を待つカメラはしゃいで
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軽々しく理解わかりますとも言ひかねて 肌荒れには睡眠とビタミンCです(お疲れ様です。お大事に)
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何事も質素倹約旨として目立たず暮らせ後期高齢
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ねこたちは お日様恋し しんにゃりと ベッドのフチに あごをのせてる
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君に吹く 真夏の風に なりたくて 重たい思い 全部を捨てた
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しとしとと降る春雨を恨めしく 窓に張り付き眺める二歳
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二歳にはどうやらこれもおもちゃらしい 捨てれず貯まるラップの芯かな
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さよならと 少年シェルパ 目を捉え 丈夫に生きろ 銀嶺の下
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無印のナンをカレーに浸さずに食べた者しか分からぬ宇宙
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グッサリと刺して滲んだ赤色に わずかに甘さと苦さが香る
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春雨や‥風流かもだが 雨足がちょっと強いよ 豪雨予報ピロン
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