猛暑でも アラート出ても 菜園を 止めない理由 言えない理由
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迫り出した 壁を手足で よじ登る ボルダリングは 人生みたい
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若き日の 日記を広げ 眺めれば 阿保な自分が 奮闘してる
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児童から 顔が長いと 嘲られ 白目が赤いと 気味悪がられ
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ごめんなさい。いきなり消えて現れて…待っててくれてありがとうしか(よたか様)
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やわらかな響きの名でも本当はとっても強い「のぞみ」という君/東海道・山陽新幹線を詠む
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ちょっくらと自分探しの旅に出て 何もつかめず帰ってきました(まんまるだんご様)
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いきなりの逃走かましごめんなさい ありがとうしか言葉でません(ねこ母CAT様へ)
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尋ね人ショートカットでカムバック捜索願いは取り下げました 
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親指できみの涙をせきとめる 頑張れなんて言わないからさ
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ほおずきが有るからきっと迷うまい心細気なあかり添えつつ
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空気が変わった いつもと同じ日常に いるから気付けると思っておく
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線香の 煙の先に 君の顔 いつもここに いる気がするんだ
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庭の木の枯れ葉が落ちる音を聞き祖父の足音かと思う盆
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蝉時雨 手を取る孫と水遊び じーじじーじと引きも切らさず
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精霊馬も なんにもなくてごめんねと せめてりんごをウサギに切った
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盆入りに 長女猫あのここっちに来てくれた?お写真のある実家ではなく?(ねこたちが5時間ぐらい走り回ってた‥)
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頓服よりナイトリカバーが強いのか ちょいとお高いだけのことはある
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叔父叔母も来れる元気もない親に焚かれる線香吾が絶やさず
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向こう岸 川花火の輪 揚がる夜 轟音遠く 過ぎていく夏
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いくさ知る父母ふぼの形見なるわが身 知る天命のよすがとぞせむ
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「こわいもん はんぶん目ぇつぶって逃げた」空襲の街 七歳ななとせの母
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地にかれ骸野むくろの駆けし七歳ななとせは 語りすくなく逝けるわが母
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今はただ友と舞いため 雲の峰 炎なき空 無窮の空へ
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遥けきはラジオの声と雲の峰 窓より見やる夏の日の父
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長年の仇敵は皆世を去りて邂逅偲ぶ盆の入りかな
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形而下へ 形而下へ 警策を与へむ 若蛇よ
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なんてこと 朝から嬉しい驚きだ オカエリオカエリ、と ねこ母オウム>きのぽ様お帰りなさい🥰
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「恋をすれば顔に出る」とは言うけれど君のその顔は違っててほしい
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待っていた貴女の短歌うたがまた戻る 今日は朝からめっちゃ幸せ/きのぽ様
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