一瞬で終わってしまった物語青春の続きをさあ始めよう
3
明治時代洗練された言葉のあや初めて聴くは鉄道唱歌
3
きのうきょう はんそでたんぱん うすもうふ つゆも一服 アナウンス云うさ
10
ベランダに落ち葉がひとつぬるい午後 ひそかに滅ぶ音がきこえる
4
なんじゅっかい くりかえしたか なつのよる すごしたひとの ぽつぽつ去って
5
幼き日 プリン争奪 負けた日に 兄を兄と みとめた日
4
もういやだ 逃げ出したいし終わりたい (それでもひとを愛したい、って)
4
死にたいが積分された脳みそで活動するは自分というらしい
2
僕ひとり 見過ごしていた君などが そうかんたんに愛など歌うな
5
空よりも遠い宇宙そらにて待つ君の声が聴こえて耳を塞いだ
3
友人が冷たい所は落ち着くと熱弁の末 墓の下へと共に
3
夜も更けて ただもくもくと ポテトサラダ つくる台所 ひとり立つ
6
わざとらしく、大きめに割ったカステラを 笑って断る母の意固地
6
無条件自分への褒め難しい なんの根拠も信用もない
2
折り紙の 紫陽花 折ってると こころなしか 涼しくなるね
9
奏者紹介のパネルを横で見ていた人「推しの子はいる?」話し合ってる
2
金沢の魅力はなにか?と問われれば「文化施設の多さ」と答える
4
ひさかたの(枕詞) 梅雨晴れの空 高過ぎて 僕の心は 意味わけもなくブルー
11
友人とともに観てきた吹奏楽 音を楽しむ若者集えり
4
小さくて読めないですよね。自信が無くて大きな文字で詠めないからこうしてるんです
5
土曜日の夕方に歩く金沢でちょっと胸張る「百万石通り」
2
電車の車窓から見える風景懐かしさと共に虚しさ 十秒うつむく 
2
日本酒 一升瓶なら 四日間 四号瓶なら 残す事あらまじき 
1
アスリート 筋肉女子と 試す時 力比べで 俺は味わう
1
衆議院 解散無くす あの総理 日本の未来 崩壊しそう
3
きみかため 作るプリンは甘さなく 今失敗しておいて よかった
7
幼き日、友と遊んだ公園に、今では、少子化、漕ぎ手待つブランコ
1
墓参り どんな息子に なったかな 想ひ涙す 夏の日の午後
27
感覚が麻痺しているが もう週末 安息日だね 礼拝行きたい
3
ロザリオ型アクセの メダイの部分とこハート 聖書の文言 ラテン語彫ってる
2