推しのこと何も知らないんだ おかしいね 死に様だけは知っているのに
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一限を寝過ごした朝唇が君の匂いでかなり気まづい
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アルバムの中でケーキをほおばる着物のわたし きっと大丈夫 大丈夫だよ
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靴を履くことが面倒くさくなり つっかけ買った老いの始まり
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箸洗うことが面倒くさくなり 割りばし使う老いの始まり
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ぬるま湯に肩まで浸かる人生で冷めることまで考えもせず
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私にいつか誰でもない神様がいた事を 忘れないように傷をなぞる
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🌺🌺 🦋🦋🦋 🏝️
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春風に 君への愛が 散りゆけば 桜はいつか 若葉となった
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服選ぶ 月一女子のランチ会 先月と同じは避けたし一応、女子です
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聞くだけで 安心安堵 この声を 耳に残して 平穏を得る
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よそゆきの自分の残機が減ってって きのこパスタを口に詰め込む
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八つ当たり 後にも引けず 止められず 天気晴れでも 心は曇り
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忙しいく 気に留めずいた 大木の 緑が一層 鮮やかになり
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モッコウバラ ソメイヨシノと入れ替わり バラのアーチがよく似合う花
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窓ぎわのひだまりのなか まぶたのうら たしかな愛の猫があらわれる
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いつだって自由でいいさ ふりこのようにのんびりゆれる長い尻尾
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なかなかと腰を上げないご主人に犬が唱える【お散歩の術】
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音もなく ひたすら真っすぐ 伸びてゆく 飛行機雲は 今日も無口だ
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おうど色 きみどり みどり さくら色 春の山色 パッチワーク
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いいのにな こんな○○があったら いいのにな 思うだけなら タダだもんね
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お疲れか?「いた抱きたい」とメッセージ ちょっと欲が 漏れちゃったのかな?
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シルエットだけで姉弟ふたりを判別す カーテンの向こう あのはだあれ
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とは言へど お気に入りの牛乳やつはあるもので たまにチラシに載るとスキップ
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牛乳のメーカー特に決めなくて その都度安いの まぁほぼ同じ種類おなじ
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家中のエアコンフィルター水洗い 春と夏がせめぎ合う隙に
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草刈りで消えてしまった蒲公英たんぽぽも2日あとにはまた咲いており
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よくもまあ言ってくれたね煙たいと 私は煙ではありません
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我が事かと見まがう短歌うたあり胸騒ぐ 猫は何度でも着替えてまた来る(チョコレートミントアイスクリーム様)
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口元に残るビールの泡のように あなたの想いが消えるのが怖い
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