「お姉さん」話しかけられ嫌になる ランドセルでも背負って行こうか
2
ともに組み 競い挑んだ 10年は 君がいたから 俺を示せた
5
君がいた だから挑戦できた日々 俺独りでは ただの凡人  
6
大雨のさなかに川へ行きたがるような欲求タイムラインへ
3
サビ付いた ポール眺めて 待ちぼうけ いつかは来ると 期待捨てれず
5
虹色のグミがオレンジ味だった時の憂鬱感が目薬
2
諦めと割りきりだけがうまくなり舌で転がす梅干しの種
6
ついに来る 中野名物サンプラザ 閉まる日が 試写会ライブ 思い出は多し
4
運命の外側で踊り続けよう いつかこの星が終わる時まで
3
空見上げ 願いを込める 流星に 瞬く間に 消えゆこうとも
5
失った愛を手放さない限り新たな愛を得ることはない
4
ビデオ通話で オランダの街並みを映してくれる 子の気持ちや嬉し
6
あまに 心をいたせし白栲しろたへを 織女たなばたつめいだかひて待つ
2
あなたとは普通に話すようになる 私が恋を諦めたから
10
そんな風に笑えたの 私の知らない横顔に目をすがめた
2
ひとしきり 自分の殻にこもりたり ぼちぼち出てきて またヒヨコになる
5
あの日からずっと青春続いてる 最期の時まであの夏は終わらない
5
週末の帰りの電車、なんとなく、1weekの疲れも背負って、どっこいしょかな。
4
その日はね彼と出逢った大事な日 でも5年前から母の命日
6
晴れ渡る 七月七日 七夕は 毎年いつも 雨だったのに
5
あそこにもここにも郵便局があり 誰かに送る何かを探す
8
濃紺のうこんの短冊に書く銀の文字 「リツの夢が叶いますように」/「半分青い💙」
3
初ものの山女魚はフライに姿変えふたりの夕餉に整列をなす
10
わがのうは ♪かぜのたにのぉ ♪なうしか〜 ♪こまってしまって ♪わんわんわわん♬ に
6
わが猫らと 離ればなれの 七夕や かささぎ橋より どこでもドアを
8
アマリアといふ菓子店を見つけたり 最初のA取りて おとめマリアだ
3
きずついた 梅でつくった じゅーすでも にごらずできて こおりでわった
13
なんやかや女の職場は大変だ 「自分が正しい」歳重としかさねるほど
4
チンジャオを作ると肉が酸っぱいな メインがないぞキッチンあさ
4
ひと月で保護され眠る君の夢 母猫ママが訪ねて来る日もあるの?
9