わたしたちだけの記念日が3つある 今年はプリンの日を作ろうね
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人間が踏み荒らしたる地の四葉 身勝手で無責任な「幸運」
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印南野いなみのの 野中のなか淸水しみづのぬるければ その身ながらをいなぶるもあり
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今日の日も 母と夕餉を かこめます 小さき祈り 感謝とともに
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八日間 悩み続けて 綴る文字 君に届くと 信じていたけど
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声だとか残像だとか目を閉じて遮断できないものもあります
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ヒーローになったつもりの幼さが踏み躙られたあの日を思う
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一日を大事に生きる方法が分からぬままに今日も暮れゆく
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舟形の昭和レトロのカレー皿スプーン構えてタイムスリップ
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わたしたち けっきょくひとりだからこそ わかちあおうよ あいとよろこび
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肌に張りつくきみの熱から七度目の 夏の訪れ知る熱帯夜
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あおられてぱしゃぱしゃぱしゃしゃ壁の紙空気を泳ぐ今は北から
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やさかどり 息づきながむ長きに 曇りし月の布障子ぬのさうじかな
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アイデンティティやオリジナリティという言葉ほど聞き飽きている
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生きざまの詩詠みか、日ごろの🖼を描いて楽しもう、一度きりの人生を、満足いくまで〜❣️👍
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突然 君の声を想いだして 心が 落ち着かなくなるんだ
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なまぬるい風が前髪攫ってく後悔ときみの香り残して
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「NO」と言えないわたし見て首を振りながら嘲笑わらっている扇風機
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あじさいの花が撮りたくなったけどすでに見ごろのシーズンは過ぎ
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今日は風呂。 あたしのすべて 受入れて すすいでくれた 水アカだらけの / リフォーム
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家中のお掃除終えて倒れ込む カンフル剤はチョコ味パピコ
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あらさがしキリもなけれど手前にはギリもあらねど隈なく責よ
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言霊は捕まえきれず漂ってすり抜けていく一握の砂
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2000年生まれが成人になるとき心だけでも少年であった
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3時には りんごのケーキを切ろうかと わずかな日常 宝石の如く
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真剣な 貴女の思いに 続こうと 細かに手をうつ 姿が浮かぶ
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先輩の 必死の姿に 胸を打つ 白髪の彼 我支えなん
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オタマトーン持ってないけどどハマりのトゥーランドットが脳にめり込む
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ステージの幕が降りる日せまる夏 新たな夢をあなたがくれた
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こんころりようき逆手に探そうか君のありかと私のありか
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