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暑いのは大っ嫌いなはずなのにろうじに流れる祇園ばやしが
10
バンザイのさかさまをして夜に触れないように さかさまのズボンが干されてる
7
夕暮れの風のり泳ぐクジラ雲 向かう先には
野分
(
のわき
)
の姿
17
重力が 存在しないとするならば。スノードームの冬は永遠
9
疲れ果て 通勤帰り 慰める如く 家路の向日葵と百合
26
台風の後を飛んでく黄揚羽の後に続けと自転車を漕ぐ
55
台風が過ぎて夕方五時半の空は水色真昼の様に
35
マイナンバー更新義務は五年ごと写真は十年アンチエイジング
21
小止みの間セミは
幽
(
かそけ
)
くさざめいて短き命を燃やすのだ いま
20
バタフライエフェクトうれし 雨降らず 損したような 気分はカオス
13
言葉とはよろづの人の声を借りこころの土に開く花なり
12
水鉢の メダカの泳ぐ
水面
(
みなも
)
には 風が通りて 浮草揺れる
28
女子社員に「ユル・ブリンナーって誰すか?」と言われ がっかりする午後
21
陽に焼けたスキンヘッドの我が顔は ユル・ブリンナーと見間違えるほど
18
撃ち抜けないほど 貫けないほど鈍い言葉で誰が殺せるのかなんて
4
君よりも、奥歯の背丈が ちょっと低い 私の青春、噛み締めて
4
めずらしく
夫
(
きみ
)
がおごってくれるので 高級タンをたらふく頬張る
31
ちま猫ちゃん 抱きしめたいの その一心 日焼け止め 念入りに洗い落とせり(ただいま!)
19
おまえを殺した日は、わたしの誕生日
3
野菜室 凍えた青虫 喝入れる 北海道から 来たんじゃないか
12
夏でもさ湿り気の距離近すぎる 君はサウナじゃないんだからさ
10
木の間吹く風も涼しき夕闇に蛍飛び
交
(
か
)
ふせせらぎの里
21
男とか 女とかいう 区別さえ 今や意味なし 時代の流れ
6
子供でも 大人のような 子供あり 子供のような 大人も多い
3
将棋盤 身を乗り出して 真上から 見つめる瞳 こいつは強い
3
梅雨ももう 終わり近づき 水やりが 大変になる 真夏到来
5
生きてれば やりたいことは できずとも できることから やってみんしゃい
5
ぶつくさと 不平不満の 言いがかり 犬の遠吠え 気にもかけるな
2
怒りなど 時と資源の 無駄となり 忘れてしまえ 怒りの理由
3
雨雲の迫りし朝は 出勤日 予報を信じ 雨靴を履く
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