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生雲丹
(
なまうに
)
にはしゃぐ
貴女
(
あなた
)
の横にいて 生きてる意味を実感してる
11
札幌の親友と会い三人で食べ、飲み、笑い、切なくなって
7
初夏に舞うポプラの綿毛が「雪みたい」キャリー引きつつ
貴女
(
あなた
)
がはしゃぐ
7
夜遅く着いた札幌ジンギスカン
外
(
ハズ
)
れだったと笑いあったね
7
出発の飛行機内で自撮りしておどける君が意外で、好きだ
7
あいみょんのマリーゴールド聴きながら空の青さを吸いこんでいた
10
最後かもしれない君との二人旅 色 音 匂い すべて刻まれ
20
いつまでも子離れできない私です 一度の人生それでもいいよね
9
桃もらい 季節の果実 実感す 明日のお楽しみ よーく冷やして
6
上向きの矢印真上にあるときは上じゃなくってまっすぐ進め
5
管理簿を受けとるときに指がふれ何もはじまらない金曜日
6
藪露の景色も霞む草いきれ見上げる先の雲背負う虹
5
愛に似た何かが二人引き寄せた 本当の愛に理由はないの
5
君たちと遊んだ日々を生成し屋根裏部屋に玩具を片す
7
彼は今誰を想っているのかな 知っているのは白い月だけ
6
感受性くらいと聞いて笑ってた中学の俺よ守って笑えよ
2
童子らにくまもあまさず食はれけり夏まさかりの氷金時
3
生
(
せい
)
を
享
(
う
)
け一分一秒狂ったら あの夏彼とは出逢えなかった
10
何もかも全て消えろと吐き捨てて青い袋にゴミをまとめる
3
安心を与えてくれる人が好き与えてもらう前提なのかよ
4
不安症コントロールが難しい 我の心が大きく波立つ
8
少しずつ、いや少し派手に歪んでく俺の心がまた荒んでく
1
暗く染まる部屋で眺める 網戸に浮かぶ鮮明な蒼 夏の夕に写る特異性
3
きみといる 波がまぶしい わたしだけ 見ているんだと 心にしまう
11
もとどおり 四季が移ろう 一年は 五十二分 の一でしかない
6
真夏日の講義室には無気力科若者属の吹き溜まりにて
16
手首見て死にぞこないと言うなかれやつは元々死ぬ気などなく
15
秘密基地ごっこをしてたあの頃のままで大人になったぼくらは
10
機上より 光りがはしる 石狩
野
(
や
)
生きて息する 私の舞台
19
ハーブティー総動員で乗り切ろう ペットボトルの 麦茶が尽きた
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