我が友の 認知が進み 混乱の 一人生き行く 辛さ身に沁む
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愛がある限り戦争はなくならない どこかで聞いた言葉が重い
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我が声よ 帰る道さへ わからぬか 耳をすませば やまひこそ在れ
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涼を呼ぶメントールに助けられ年々重い夏をなだめる
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空よりの 使者かと見紛みまがう 水色の トンボと一緒に 羽を休める
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回り道 神社のもりから 涼風すずかぜ流る 土と緑の 恩恵なりや
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言葉などいらないという言葉など聞くな独りに鳴けつばくらめ
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さまざまな眠たい顔を乗せ走る 始発中央線堕落行き
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ひと時の まばゆい光 天の花 夜闇に残る 星の輝き
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筋トレや怒りぶつける類だと思えば重い荷物も上がる
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傘さして 右に傾けど 離れるきみ 拗ねたいかり肩 濡らす雨の道
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「もうこんな時間だよ」って電話越し君が教えてくれる空色
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子の為に 泣いてあげるが親ならば 泣いてやれない 我親にあらず
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海底に 埋もれし遺骨 三十五万 遺族のもとへ 帰れるものか
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夏雨の楼門くぐれば玉砂利の雫の音みな回廊に満つ
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夏の日のかたぶをちの森陰に西こそ秋とひぐらしの声
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洗い髪 ふわっと軽くなめらかで 我の心もこのやうで在れ
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代替わり縁起でもない 今日までは キッズハンカチ トラさんのやつ>母、トラ年
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何もなくただ淡々と過ぎていく そんな日常幸せなこと
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年休を 取れと言われて家に居て 家事する妻みて こころそわそわ
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ASEANの 人権阻む 後ろ盾 日本の使命 尚果たし行け
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一夜漬け睡魔に抗うノートには迷走台風のよな筆跡
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別れ行く 妻と食べし 丸亀の うどんの味は 忘れられず
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我が友よ 唯一残る 弟の 行方尋ねる 思い悲しき
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東京は 二十二年で 大惨事 二度も被る 運命都市か
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疲れてて 妻の質問 後回し 激怒が我の 目を覚ますかな
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ジョージアへ ロシアの若者 流入へ 自由求めて 半数超える
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核兵器 国際法に 反すると 判決書いた 勇気の女よ
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インパール 今尚残る 不発弾 故郷の歴史 迫る若者
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バッシューを 纏いし君は 高く跳び たれよりはやく ボールを掴め
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