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甲高
(
かんだか
)
い急ブレーキの音のあと
事
(
こと
)
なく過ぎてゆく夜の
刻
(
とき
)
11
神を説く青年思い冷凍の讃岐うどんを小さくすする
12
ドジャースの長引く試合めくるめく雪・雨・霙 由伸の男気
22
恐らくは「二段は上の歌がある」歌人の野望は水面下で燃え
14
数字ならオリジナルにも価値があり「作る楽しさ→情報保護」に
10
いつもの豆 かわらぬ味の夜更けかな 深きやすらぎ灯にしみゆく
14
悠久の文字の進化を超えていく自作自型の意味なき戯れ
13
携帯が震えてほしい一心で罵詈雑言の売買をする
11
つけるなら醤油は同意なんだけど いつもその目でクリオネ見てるの?
9
開店のスーパーの横薬局がここぞとばかりチラシを配る
9
生きるのが下手すぎるから尚更に海風みたく私はなった
12
短冊という媒体を経なければ叶えられない願いはあるか
11
頁
(
おおがい
)
を書くときいつも
夏
(
きもちわるいきせつのなまえ
)
になってしまうよ
5
ひとしきり泣き濡れたなら手をとって行こう私と闇の中でも
13
十年の 余裕なき日々 思い出し 今更ながら 涙流るる
29
守られた形見ひとつを寄る辺とし無人の傾斜降りゆきなさい
14
あなたには記憶に失せた言葉でも今朝方私それで目覚めた
16
やっとやっと蕾がついた金木犀 鼻くっつけて秋確かめる /待ってたよ
30
アスター
(
エゾギク
)
の 花を眺めつ 飲む酒も 甘美なるかな 一人酒なる
21
届かない手紙抱えていつかゆくあなたの元にどうか読んでね
9
毎日のひとつひとつに至らない私がそっとサヨナラしてる
12
透明のきれいな服を着るきみは僕を狙って逃がさず食べる
4
血は巡り鉄に駆られて渦巻いて呪いのよふに命を喰らい
12
すれ違うことがあってもお互いを気遣い合って笑顔でいよう
7
図書館は商店街を抜けたあとまだかまだかと言う距離にあり
12
隠し事俺に言うなよ耐えたとて月曜日には言ってしまうぞ
14
上下する気圧も気分も落ち着かせ湖水のさざ波リズム借りたし
30
キミの言うみんなの中にいつも俺が入ってないのはなぜなんだ
19
白陶に現るドラゴン吉兆で身軽な僕は如意棒を得て
10
アスリートの妻になったタレントが取った資格を自慢しだした
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