待ちわびて ただひたすらに 待ちわびて 来週来てね 迎えに来てね
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雨の降る夜明けに風邪を引きに行く 待っているし探してもいる
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比べない・競わない・羨まないよ 生き続けると決めた夜明けに
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十一のただの数字の羅列でもその向こうにある貴方の気配
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枕頭に置いた歌集よわずかでもミューズの影を引き寄せてくれ
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幸せの保証もできずに 生と死を強要するのが生むということ
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アルバム見 「ねんねこ」の中 眠る殿 背負いし母の 喪主こなす
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同じ空 見上げて想う この空が 嬉しいえにし つないでくれた /TAKAKO様
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通勤の電車で泣いてしまいたい 誰かそっと手を握ってよ
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仰ぐ君の耳の深さが気になりぬ ふたご座流星群の襲来
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「忘れて」とつい勢いで言っちゃって 落ち込むばかり私は子ども
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青色と鈍色の層見惚れてた 同じ空見た短歌うたあり嬉し
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腹へった 誰も作って くれぬから 『キャベツ足すだけ』 八宝菜を
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青空と 鈍色の空 層になり 笑い泣きする 情緒不安定?
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一人では気づいてくれない会う人が セットなんだね私と犬は
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大人って何なんだろう今もまだ 背伸びしている子どもみたいだ
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日が伸びて青空ずっーと眺めてる なんだかとっても得した気分
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おかあちゃん どこいくですか?の ねこの視線 「いきものだから おといれいくよ」と
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帰りの電車、座れホッ😌、ドラマハンサム2で幸せ🇯🇵の茶の間
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北国は 桜に雪が舞うらしい 笑っちゃうよね 我が町ながら
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お揃いの 千歳緑のカーディガン 寒くなるまで箪笥ここでおやすみ
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医者が言う 絶対治るは信じない かれこれ幾年闘病暮らし
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じゃが芋の芽を見付けるたび考える これを集めて食べれば楽に
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風薫る能勢のせの里山越え行けば丹波篠山たんばささやまデカンショ街道
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飲みすぎて頭卯月の花の垣今日より酒を隔てよと説く
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脚立上 何時からだろう ゾワゾワと 怖さ感じて 老いを感じて
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ひんやりと風が強くて 春に戻る イチゴの紅茶を淹れてほっこり
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この一年無事に過ごせた偶然に 感謝をしようもうすぐ三歳
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目一杯遊んだ子どものその夜は おやすみ五秒夢へ直行
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この先が氷石こおりいしで見えたならば賢く生きていけるだろうか
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