あやまちを認むれどなほ正さぬはすさまじからずやCopilotめ
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いつか来て私のところにいつか来てずうっと待ってる死んでも待ってる
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淋しいね風が心を抜けてゆく君がいたから熱くいられた
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高校を サボって一人 喫茶店 誕生日なのを 免罪符にして
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欲深さ 生きる動機に 成るとして 手放したいと 思うも欲か
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指環つけ「行ってきます」とひとりごつ 画面越しでもキミに触れたい
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カラオケに ダーツに飲み会 ボウリング 人はいれども すすまぬ日調
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「霧雨もこんなに降ってしまっては可愛げないよね」 「誰目線だよ」
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坂道が複雑に交差する街を歩いている内に道を見失った不安の切実さ
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無機質な廊下に漏れる産声に土砂降りの音 拍手のように
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「黄巻きまき、黄巻きまき黄ま…黄巻きまき」噛みくり返しバス待つふたり
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六十路夫婦「仕事勘が戻るまで時間かかった…」ぼやきの夕餉
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情も景も三十一文字に積み込んでとどいた先の奇跡をねがう
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表現の自由を謳ふ君なのに氣に食はぬものは禁ぜしめんとす
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未讀スルー既讀スルーとやかましい人など構つてゐる暇はない
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消防車 私の炎を 消し去って 燃え上がる恋を  さあ今、ほら、早く。
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あどけない顔のぬいぐるみを恨むほどに余裕のなくて新月
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古書店のすえた匂いに包まれて哲学書を読む一時の至福
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今は亡き 友の生まれた 日が迫り 感謝し独り 献杯をする
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凄いよね成る程そうねこぼれる言葉 本音を隠す旨み調味料
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砂の中に沈んでいく自分を救い出せるのは凛々しい矜持
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図書館の蔵書に幻惑されながらペルシアの詩集を探す休日の午後
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少しでも 声が聴きたい その言葉 僕の一番 アガる瞬間
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そういや今日スキップを踏む大人を見た 一杯目はまずその人のため
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救急車 私を連れて 逃げ出して 遠くの彼方へ 被害者連れて
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電話越し 鳥の囀るさえずる 音混じる 君の声だけ それでいいのに
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イジメられ強くなるとかいう人よ そんな強さは必要なのか
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夕暮れが八十吉やそきちみたいな色をして空は球体ここは平面
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曲線と円でなりたつ嬰児みどりごが今夜も深く眠れるように
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れったい 告っちゃいなよ」と 友達が 私が一番 思ってるのに
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