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君想う異星人いるやも知れぬ宇宙一好きよりさらに好き
6
僕が部屋で何をしてるか知ってるの 壁と家具とスマートフォンだけ
8
19時に 厚めのカーテン サッと引く 昼と夜との
間
(
はざま
)
の神秘
29
ねえごめん少し嬉しいだめな君私がいるとましだって云う
7
鮮やかな民族衣装の踊り娘に一番多しアンコールの声
14
耳馴れぬ単語が次々飛び出してスマホショップの店員の笑み
34
いつの間にどこかで祭りの音がする我は今年も置いてけぼりに
10
アレルギー持ちたる友は月の
女性
(
ひと
)
日差しを避けて夜のみ動く
19
羽化をすませた子たちから順番に背中の羽をむしり取られる
7
動かないスマホを三日やすませて読書決め込むアナログ日和
31
仕事でも息抜きでもない鉛筆を握って短歌を書くということ
8
久々に開いたインスタ楽しげに笑う人々真顔で眺める
5
空気より隣にあれと願うのは君よ寄り添って息苦しくても
7
昼の熱 冷ます夜風に揺るる
杜
(
もり
)
朱
(
あか
)
き半月 帰路導けり
20
点滴の針が刺さった腕を撫で優しくなれた四季の無い部屋
14
夏の雨アスファルトの上叩きつけにぶい油の匂いただよう
9
カッコいい ご批難覚悟で言うけれど ヒデキにショーヘイ重ねてしまう
12
やってもた罪悪感や半端なし
家
(
いえ
)
系ラーメン汁まで完食
19
うそぶいたしるべは四方嘘だけはつかず手を引く君だから追う
5
まつげ伏せ幾度も撫でるやはらかな愛犬の眉間思ひ出す夜
22
音を聴き 姿を見ては跳ねていく 鼓動ひとつもままならぬ日々
9
誘蛾灯場末のハコで手招いている半年前の季節限定
3
頭頂にペットボトルを載せた爺
変
(
ヘン
)
を突き抜け 笑顔はじける
14
一身にその執着を浴びたくて ささみにちょっと嫉妬している
5
もしかしてもしかしなくて夕暮れの電車はきみの駅を通過する
13
ジュンク堂3時間居て本買わず避暑長居してごめんなさいね
9
雨催
(
あまも
)
いや 泣く子も黙る如 はたと止む蝉時雨 灰色の空
21
お守りに買ったエメラルドのピアス
神
(
きみ
)
だけがいない
信仰
(
あい
)
しているのに
5
お母さんここにいますよ黄昏る国の涯の愚蒙の端に
10
虚しさを悟れることも相違なし大悟たらしむ歓喜も共に
10
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