晩秋に 犬塚翁ワンさん天に 旅立ちて クレージーキャッツ 伝説となり
4
その写真笑顔 俺にも向けてくれたなら 明日も進める 気がする日曜
9
いつだって 泣くことくらい 簡単で 笑っていたい 愛がほしいよ/あゆ
7
今回は見なかったことにしておくれ いずれはラメを仕込んでおくよ
5
反転を強く望んでいる人はあちら側にもいるのだろうか
5
手と脚に星の平行四辺形 それを解けないまじないとする
4
例えばさ真っ赤に塗るとかしないと糸は永劫垂れてはこない
4
柔らかな試行錯誤というよりは一筆書きと全てを消去
4
母兄の 流星群の想い出を 巻き戻せたら わたしも入れて
10
あのときに じゅうねんいきる しったなら ごねんづつふたり いきたかったね
24
いのちにも ぷらいおりてぃ ついていて あいするものが じぶんよりさき(?)
7
晩秋のひと日家内やうちに過ごしては窓に過ぎゆく白鳥のあり
14
マイカーを手放した後来た冬はわりと優しい冷たさでした
18
運動をしなくなったらいつの間に走る事すら逃げる事すら
10
指先に反応したく無いスマホ冬を越したら機嫌よろしゅう
11
フラリとね 慣れない街を 散策す 知らない場所は何故か安らぐ
9
秋葉原 目当てのものは なかったが 友との語らいに癒されん
7
三毛のちび布団に埋もれボロ布を丸めたように眠っているよ
11
日頃から 行動ともに してないとナイト あなた守れず 折り畳み傘
5
月並みと そんな言葉が あるけれど 文字だけ見れば 恐れ多いね
14
地球から落っこちないよう人々のしがらみにしがみついています
14
嵐山 今年こそはと思うけど 年々体力は落ちてゆくのね
10
短すぎ 抜けない白髪「これ抜いて」 母に言いたい 旦那に言えず
6
性格を熟成させて世に放つ俺の部屋から孤独を込めて
9
あなたのそばで眠るため あなたの前で眠るため 恋に会う
5
目を閉じて知らないひとについて行く一〇一人目で最果てに着く
3
悩みなき君は長生きすると言う 友に悩みがあると思えず
9
西風が 雲を蹴散らし 星空に 月の光が 明日を照らす
15
外国の 若者たちが支えてる 雑節ざつぶし生産 日本一
6
明け方にお腹の重みで目覚めたら ニッコリ微笑む坊やと目が合い
12