日々思ふ つまらぬ者はわれなるか、われを分からぬ人々なるかと
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体育日十月十日がスポーツの日になったがわれまだ慣れず
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ないけどさサイダーでなきゃ君と一緒に 飲まなかったよカステラサイダー
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不味くないでもけっこうな甘さよね でサイダーにする必要ある
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お土産の変わったサイダー飲んでみる お先にどうぞいや君こそ先に
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ソウジャナイ!「情けは人のためならず」「気が置けない」もソウジャナイから!
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朗らかに惨めに行かう小生は君の隣か後ろにいるさ
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邪念などこれぽちもないこの気持ち伝える術がないのが悲し/今日の恋歌③
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するするとほどけてゆくよ 赤い糸 はりつめてくる心の琴線
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夢に出た出演料を支払えとジョークで返すあの人可愛い/今日の恋歌②
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生きるとはおにぎりに茶がついてきて嬉しいと思うくらいでいいよ
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自転車で駆け下りるひび割れた道 わたしはここで生きているのだ
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ダイソーのトウモロコシを強く噛む百八円が歯間に刺さる
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戯言か否告白に近いだろ思いの言葉ジョークに交え/今日の恋歌①
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自販機のジュース続けて当たり出て一生分のツキになるかも
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「さみしい」は「さむい」との相関がありあんたのそばはたいていぬくい
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さみしくはないかわたしはきみのためならばどこでも火を灯すから
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股を血で濡らすひねもす苛立ちと眠気の戦う戦場ヶ原
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雑草は人に望まれざるけれど土と雨から愛を受け取る
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三連休ラスト日、羽田空港✈️は人人でごった返し、前に進めず
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北の国オホーツク側では、結氷だよりそろそろ冬タイヤ交換か
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南も結構寒い、秋が来ていて、長袖長ズボンの季節かな
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お前の死 手にしたままに佇んで 脚を動かすさらばも言わず
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通知切りたった独りの無人島いつかは崩れる繋がり求め
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眼をまなこ四月を卯月と呼ぶ君に名前をつけて呼ばれる子らよ
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遅参した私にキミの隣席のみが空いていた神在りし時代とき
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何しても 逃れられない この鬱さ いつの日にか 救われるのだろうか
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坂登り夫婦ふたりの母校おとないて あの日と同じ海見下ろせり /高校時代に戻って
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十勝から日本海は運河の街へ 走れ走れ名古屋ナンバー
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階段を雪崩のように降りる人東京駅にて死にたくなる
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