Utakata
登録
Login
サイトのご案内
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
…
次 ›
最後 »
本棚にまどろみと在る本たちをそっと目覚めに誘う指先
22
「暑いな」と 日傘を握る 手をひいた 二人の肩と 八月の熱
9
ふみしめた冷たい土が呼んでいる わたしはいつかあの中にゆく
8
いつも飲む豆が一割引だったソフトな苦みのマンデリン也
10
行きつけの銭湯支払い「PayPayで」「ここってID決済いけます?」
7
水切りカゴ 並ぶ食器に ついた泡 きみの初めての皿洗い
13
「脱官僚」かつては皆が口にせど 最近誰も言わなくなりて(官僚の勝ち)
7
思わずに「うわー」と叫んだ引き出しに Gの木乃伊が仰向けにをり(澄さん返歌)
7
人はみな消せない過去と後悔をたずさえながら明日へと向かう
24
深漬けとほどよい漬かりの糠胡瓜 炊きたてご飯のおかずに頬張る
10
思わずに「うわー」と叫んだ 箱の中シダに包まれ松茸あらわる
26
常日頃背伸びをしてた君は今子供を前に膝を曲げてる
9
ブランコをこぐ子砂場で遊ぶ子もきっと全員令和の生まれ
19
過去二度の政権交代支持したが 実務能力ないのに呆れ
9
梨の実も葡萄の葉っぱもさらさらと私がいなくなってもきっと
21
ふる雪も伊吹おろしも好きでした 冬にとむらい重ねるまでは
18
口角で笑っていたねコロナ後もマスクは大事心がみえて
15
運河沿い古い寿司屋が灯りだす秋の茜と同化している
26
朧月‥ ほんに朧な つきかげよ(ほぼ見えぬ)スーパー「セーラー」ムーンと つい言い
11
ボリュームを下げてください見上げれば溢れそうですスーパームーン
17
家の庭赤い実ついたハゼランが堂々と咲くいつ生えたのか
11
大丈夫可哀想なの今のこと全てのことは未来の居場所
13
まばゆさに目を眇めてるふりをして秋の花火を心臓で聴く
6
ああどうか伯母の報せで無き事を 八時の仏間 不意の父が香
12
この気持ち喜怒哀楽のどれなのか分からないまま涙は流れ
37
さつま芋 蒸して潰して
羊羹
(
ようかん
)
に 秋の味覚と 照りつける陽と
21
英語ではスーパームーンというらしい竹取の姫今夜かぎりに
10
避妊手術仔犬にさせてさまよって浮世絵春画美術館に会う
6
夏場より少し丸みを帯びたのは月より私を見て欲しいから
9
陸覆う黒きドームの天頂に 円き穴
穿
(
あ
)
け覗くは誰か
5
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
…
次 ›
最後 »