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救急の惨事を告げばデイケアの瞳の奥に涙の光り
25
大掃除 拭いたばかりのガラス窓 指差し呼称妻からダメだし
23
冬至まへの夜の明けきらぬ厨から汁のかをりと菜をきざむ音
15
懇談を締めたいあたし せんせいの 「それからさぁ」に阻まれ下向く
8
あんなにも 一緒にゆこうと 言ったのに あと1周の鐘鳴り去る君
5
金曜の夜 かけ忘れてたアラームに 今日は暇を出すとしようか
6
拾ったよ どんぐりつまみ はしゃぐ君 もうすぐ父になるというのに
10
カフェオレの湯気の向こうに君がゐて 寒さも緩む冬のコテージ
8
太陽を背に受けシャボン飛ばす君 新学期にはいなくなるのに
6
桜道 車走らせ 何処ゆこう 5センチ下げた窓と柴犬
10
海原に 漕ぎ出したいか 瓶の内 ボトルシップの ため息ひとつ
7
「ぱりん」だなんて 幽けき音で割れたビールグラス ベランダ越しに都会の轟音
4
決勝の 会場のノリ 引っ提げて マヨ丼持って 全国大会
3
絶対的に 当たることなき 景品を ディスプレイする 気持ちを聞きたい
4
クーポンの 使えるヤツが 品切れで 他のお店へ 電車に乗って
5
いつまでも こどもとおとな あわせもつ それがほんとの としをかさねる
3
やっぱりさ 家がいいのは わかってる ここのおかげさ ふらふらできる
3
逃げ馬が 出遅れという 展開で ペースが乱れ 逃げ馬が差す
3
引き出しに 故郷(いなか)の川の 丸い石 なんなのこれは? なんでもないよ
2
道端の 石を拾って 川に投げ 波紋を見つめ 消えたら帰る
3
キミとボク 同じ5階に いる様で マルイとマルキュー 誤解してくね
2
キミとボク 同じ5階に いる様で ヤマダとビック 誤解してるよ
2
必ずや 果つるものとは 知りつつも 夢にすがりて 生くるほかなき
16
メスをもて 幾千を切りし あの日々は 阿修羅のごとく 振り乱しおり
11
千年の クスノキのもと 子守唄 星の降る夜に 永久に眠りたし
13
真心で 出来る仕事が 有りますが もしや怪しい 危険信号
5
ならなくに 感情といふ ものぞあり これなかりせば らくならましを
9
姿なき今宵は月が底なしの心の闇を照らしつるかな
11
漢文の 置き字意味あい なにゆえに 歴史意味あい 並行なるか
2
獲得は 数で勝負は つまらない 我がポリシーは 知的センスだ
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