風の中思い出すのは運動会 木の葉が走るゴールの冬へ
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突き進む 制御不能な 恋心 貴方を置いて 通り過ぎてく
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なぜに今そんなに家電入り込む 先を憂うも買い物楽し
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秋空に 私の想い 滲ませる うつろいやすく 制御不能です
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褒められた たった一言 それだけで 髪型決まり 君好みへと
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まだ伝えたりない愛の言葉とか もっとあなたの時間をください
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立式する あなたにまつわるなにもかも 全部まとめてとする
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二日前洗ったばかりの金魚鉢綺麗なままであるはずがない
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昨日まで 好きだったのと 置き手紙 なりふり構わず 愛したと添えて
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ゼロならば まだそばに居た 居たかった でもマイナスに バイバイするね
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「知ってるの? iは虚数なの 同(おんな)じね」 貴方の愛は 虚数そのもの
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菊の香の気高くかおる秋日和ひとりの時間静かに過ぎる
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新品の雪平鍋のたたずまいなんて優しいミラーボールだろ
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キラキラした渋い空気の匂い 冬が来た
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「明日行く」踊らせれてる母だけど続きの文章「車置かせてー。」
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祖父事故死119番してくれた男性ひと同じ道路で召されたと聞く
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母と娘が一つの皿を突っつけば互いに譲ると愛の強情
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猫だから頬杖なんてつかないが考え事は主人の膝で
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へその緒が切れた時から他人だろう だから自由はとても寂しい
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クリスマスマグカップ1つゲットせり 争奪戦になりそうだから
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祝日にきみと映画のレイトショー これが老後と言うものなのか?
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母の姉米寿の祝い笑顔でも 違う世界で微笑ほほえんでいる
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子は母の 約束破り 成長す 母の愛情 揺るぎないから
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好きまではまだちょっとだけ足りなくて ゴール目指してトコトコ歩く
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野球脳やきゅうのう キャンプと聞くと アウトドア をイメージせず 練習になる
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オフィスにて 恋の噂の立つ水面 投げた小石の波で打ち消す 
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立て続け 遊びの誘い 行くために ペンを走らせ徹夜で仕上げ
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君がいて 僕の世界が あったこと 気付いた時には もう遅かった
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学び舎を巣立つ寂しさいかほどか 溢れる涙のアルキメデス 
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空気にはもうキンモクセイがとけていてため息すらもひかりに変える
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