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昨日、今日三食同じ菜ならべ老いの正月箸も進まず
34
酒の味ついにおぼえて知ったのは飲酒をすると腹が減ること
28
酒の味おぼえてみれば怖くなるいつか呑まれる自分を想い
24
街白み 休むひまなく降る雪を花にたとえる人のやさしさ
15
千葉県に正月二日の雪が降り あまりの珍事に嬌声あがり
18
輪郭がぼやけた月と目が合って 悲しかったことに気がついた
14
西風に流るる雪を見やりつつ煮込むおでんは美味さ格別
26
牛乳と 思って買ったら ミルクティー 今年初の うっかりミスなり
18
夜はスマドリ おせちセットの あれこれと ハイボールふうノンアルが合い
14
淋しさの濃度や種類歳ごとに変節するを風が知らせて
13
君だけを見ていれば僕の姿を 見なくて済むから「I love you.」
5
ねえきいて 大吉でたの お雑煮もおいしかったし はやくあいたい
7
酔いつぶれ 絡み散らかす その人よ 若き医療者の 哀しさ知るや
18
幼き日 下宿営む 我が家には 歯科医師目指す 学生住みし/懐かしき日々
29
空見上げ 馬の目遠くを 思うごと 青き泉を
深
(
しん
)
と
湛
(
たた
)
えり
26
えらそうに 説教たれる先生 いらないぞ 黙して働く 皆に幸あれ
12
君のこと知りたくて見る 君のことだけしか知らなくてもいいのに
8
冬空に まあるい月が 笑ひおり 遠き春でも 準備してるよ
27
姉妹
(
きょうだい
)
と おせち料理を つまみつつ 駅伝を観ゆ 片手には酒
27
当直終わり くしゃみ一つの その途端 病院に帰れと 妻子に言わるる院長
14
ネトフリでテンダンス見てコミックのテンダンス読むヒマな
年末年始
(
としこし
)
21
初詣 切に願うはこの二つ 無病息災 風呂キャン脱却
23
独り身の寂しさ煮詰めたかのようなレトルトカレー食む寝正月
25
手抜きだよ 母のいつもの料理こそ 皆で食べたいお正月
12
研修医 初任給八万 握りしめ 妻と食した イタリアン最上 四半世紀前
15
新年は迎えねば来ない さながら2025第二シーズン
3
昔日に 上司に呼ばれ 消した時間外 孫は働きすぎと のたまうはいかん
9
若き日は 研修として 消えた時間外 管理職となり ロストジェネレーション
9
ありがとう 年末年始も 若きコメディカル 日常のごと 働きつづく
13
ライターの 炎ばかりが鮮やかで 雪に潜んだ 灰色の冬
12
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