炎天下 遠回りして 影を踏む 大人もみんな 行ったり来たり
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小兵らよ引け回り込め意表突け 弁慶倒す牛若の快
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ミニサイズパンケーキ 山と積みまして いちごサワーをプシュッとあける>休養
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枝豆や三寸飛んで口に入る 子規のこの句に麦酒や美味し
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竣工が切り取る 四角い青空の手触りを探す 一、二ヶ月
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傘の下で背伸びをした 果てのない恋は化石にもならない
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だれもみな はなしをきくひと 求めてる
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思い出はあればあるほどいいのかな、あの日の君が、埋もれないかな
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「老化かな」「いや老化でしょ」 飲み会は記憶払底宿酔いふつかよい付き
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仕方なくいつも目眩で生きている書類の山とか空ジョッキとか
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豆の香の木綿豆腐は堅くあれ もさり武骨な益荒男ますらをの味
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寛げる「実家の様な安心感」当たり前だよここは実家だ
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いつだってまちがえたのに気づくのはひとりになってしまった後だ
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やりかたをまちがえたとは思いたくなかったこれしか知らなかったの
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なんでもない今日この日でも見渡せば 誰かと私にとって記念日
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実家でも アパートの部屋でもなくて どこかとおくのおうちへかえる 
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にわか雨 洗濯物を しまいこむ 外出の折 傘咲く季節
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「遠回りをしてた人生だけど」ハーモニーにしてキミに贈るよ/合唱祭
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仕事場へ直送される電車内 わたしを誘う乗り換えの便
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段ボール・キャットタワーを堪能し ねこたちいそいそ所定の座椅子ばしょ
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パンケーキパーティーするかラーメンか 今夜は旦那が飲み会お出かけ
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歌謡う大切なことなこと学びしは板尾創路と大槻ケンヂ
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デスノートリアルにあればと望む僕結構ヤバいぞ病んでいる
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実家から雨降りの中行く先は母がジャスコと呼ぶイオンモール
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本当に不憫な子たちはザクレロとビグロなんだよ覚えているかい?/ガンダムネタ
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献立に体調管理に生活で頼る程増えるお天気アプリ
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思い出しふいに昭和が蘇る『いちご白書をもう一度』聴き
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異性だが妙にシンパを感じ入る中島みゆき『悪女』を聴いて
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秒でした 名前呼ばれて目が合って恋に落ちたと自覚するまで/題『秒』
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地図もない題名もない僕たちの旅は自由で不自由だった/題『題』
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