日本から異国の地へと向かう君土産はいらない無事に戻って
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おかあちゃん おのどお喉を潤す 夜中お茶てぃーたいむ ちま猫ちゃんも きょうもおつきあい(おみずで)
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十年後あなたはもうお姉さんだね看病する度想像するの
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「私たちまじで気が合う!」 男と住んでてよく言えますね
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夏の日の天気雨、シャンと降る感じ。たまに恋しくさせられるんだ。
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完璧に気が合うふたり あとはそう 君が僕のこと好きになるだけ
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裏庭のタイムカプセルと会談「私幸せ。医者じゃないけど」
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ゲラゲラと笑い合いつつ脳内で君を脱がせる。俺は最低。
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ストーブの温度が二度下がったようだ君との距離が縮まったから
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恋愛に資格試験があるのなら筆記くらいは通る気がする
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大好きの代わりに愛してるの先に一緒に帰ろうで光る満月
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わァ!もう二〇二四年の最終日! 何もしてない助けて助けt
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無神経 無責任でも 祈りたい どうぞ良い年お迎え下さい
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この気持ち、認めちゃったら終わるので このままずーっと友達でいよう。
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無機質な「好き」を聞くだけでこんなにも冷たくなる 四季が無くなる
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午前二時 無の一日を救うため すべて集めて"すべてパーティー"
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『それではね 行ってみましょう はいジャンプ!』という感じは過去の特権
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色々な「学生最後」が押し寄せて 楽し嬉しい 酷く苦しい
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ゆっくりと進む僕らの距離感と 季節の進みは逆にしてくれ
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終わるんだ今年は今日が最終日三十一日零時半前
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今日明日は いくらか元気が出ますよに 伝家の宝刀・ナイトリカバー
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喪の姉を思い飾らぬ縁起もの 小さき手縫いの鏡もちのみ
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あなたならどうするかを考える午後 プラタナスの葉が透かす光
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この先は何処にでもある訣別を運命と呼ぶための闘い
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年末にキツネの見廻り途絶えたか夫の杞憂に「実家帰省よ」と吾
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深々と 更け行く夜に 目を閉じて 重ねた過去と 未来を想う
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くれないの すだれのごとく 熟成を 待った干し柿 現在いまは買うもの
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しょうもない 愚痴を言い合う年の瀬を また来年も過ごせたら良い
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クリアした十月十日に息つくも 次のステージ ゴールも見えず
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善光寺牛に連れられ夜道越え恐ろしい声あれはカラス
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