幸せはいつか必ず終わるから 君のすべてをきつけている
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寝ていたら君が手足を伸ばすから俺も真似して癖になったよ
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帰ろうとしていた君が解散後 部屋に来てくれるのが嬉しい
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旅行はさ二人で計画立てるのが旅行いくより楽しいかもね
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相撲観て寝ちゃった君は謝るけど肩で寝てくれて嬉しかった
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時間差で電車に乗って俺の家で合流するのもいつものことで
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職場でのパーティー彼女と司会して 学生時代みたいな気分
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雑草はコンクリ破り伸び育つ小さく細くけれどたくましく
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「手をつなぐ」したことなかったな「妹」の意味に気づいた遅すぎた夏
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ペディキュアとネイルの違いもわからずに シンナー臭くて窓開ける夏
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葉の茂る柿の木の下紫陽花は数多あまたの蕾で梅雨どきをまつ
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0か1所詮は記号の並べ替え deleteキーは4回押せる
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ごめんなさい。舐めてるわけじゃ、ごめんなさい。噤まれた言葉言い訳じみて
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永遠に来ないと思った今日でさえ遂に来たよにいつかは死ぬ。
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感動を暗い路傍に投げ捨てておとなは今日を元気に生きる
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魂を悪魔に売れば21グラム痩せられるという噂
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これやこの 嘘も真も それらしゅう 知るも知らぬも チャットGPT
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りんねとか ときどきネタに するけれど しんじていない メタフィジックス︵形而上のこと︶
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ぶつぶつと おなじながさに きれている 線香いいな 予測可能で
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ネギ差した袋を肩に家路へとトントントンとネギが背を打つ
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レンジより一足早くイカひじき木耳はじけてポンとお知らせ
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平坦なちょっと落ち込むこの道をサボらず行けよ行けば分かるさ
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想い方、まちがいの中で間違えて、溶け合えるなんて虫がいいだけ
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いつ誰に教わったのか老猫よそんな上手に甘える術をすべ
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くらやみを裂いたひかりごと吹き消しそしてわたしはひとりになった
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インフルの恐怖を超えたこの卵ごめんね割るよ木霊のように
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真夜中に隣で止まる車見ていろんな事例累など思う
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里山の薄暗がりに居るようで妙に落ち着く我が荒れた庭
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知りたくてなぞる唇 やわらかな君の心も触れた気がした
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死後のことつかえが取れてどんどんと袋に服を詰める別れる
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