今日の空プールの底の竜宮城 雲のすき間に光きらきら
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たった今息絶えし子猫のうえを雲はゆうゆうとおよいでいたり
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捻挫かな?チビ猫とつぜん挙動不審 あんよに違和感 少々様子見
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君までの距離の半分のその半分ぼうと見ている 今日も猛暑日
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虚しさに形を与え球面に まあるく弾けて逝ってね 波紋
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「えっ物理?難しそうだね」人生に比べりゃ至極イージーですよ
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苦しいとわかってくれる人がいる それだけで当事者ひとは救われている
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データーを詰め込み過ぎたクラウドか 入道雲はみるみる肥えゆく /⛅️
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煮え切らない雨が小窓を叩くから ねむい 誰かに優しくされたい
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うだうだと午後のバイトに行き渋る きのうの日記もまだ書けないで
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ゆらゆらとアスファルトのぼる蜃気楼 遠くを横切る自転車一台
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ロキソニン我は惜しみてカロナール 整形外科しかロキソニンくれぬ(ねこ好き様へ・お大事に)
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ねこたちは 朝からそれぞれ かくれんぼ ピンポンでへいわやぶられるまで
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個包装なのにクッキー湿気てる 美味しいうちに食べれずゴメン>賞味期限切れ
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みんなより不器用だから仕方ない 焦げたパスタをお箸ですする
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「作られた自然体」というみずからの言葉がわたしを鋭く刺した 
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ありがたい荷物はもちろん受け取り可  「お」が付く荷物は受け取り不可
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そんなこと言うわけないよこの俺が 確かに言ったの愛してるって
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鷹のよう 自由に飛ぶのを 夢見れど 蝶々のように 舞って待ってばかりね
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わたくしの元気メーターゼロなので今日は一日海眺めます/題『海』
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青春と呼ぶのは少し恥ずかしいそれでもほんとに青かった春/題『青』
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点々をうまく繋げず星座にはなれない私が知らないひかり/題『光・ひかり』
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歯なしでも容易に食える三十度指よごれてもチョコレートかな
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ホオズキが 色味を増した 七月の 橙色が 輝ける朝
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前調査「避難所有れば」と言ってみた言ってみただけ工事進みつ /排水菅更新工事
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早朝に頭痛いらして招き入れ「とりあえずこれを」ロキソニン出す
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堂々と 行手を塞ぐ 積乱雲 繰り出されるは 幸か不幸か
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現実を突きつけられて目が覚める 青春アオハル時代のふたりではもうない事
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落ち着けと言葉に出して我に言う やまいに勝てぬ心が痛い
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二度咲きは小さく可憐 夏空に薄紫の藤の花咲く
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