曇天が似合う僕には雨傘のような貴方が必要だった
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できそこない 短歌短歌短歌すらも 空へ放つ魂はここ
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花のたてるをたれそしらさむ浮草へ鳰くくりぬをしるとはなしに
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花の名も逸話も色々身にまといいつもの場所にやっと彼岸花
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財布の中 万札だけだ しかも栄一 自販機もだめ チェックメイトかよ
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朝までの長い時間の暗闇で何かが見えることもあること/題『夜(テーマ詠)』
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これ俺も読んでいるよと言いたくて初めて買った岩波文庫/題『波』
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行き先を決めずに飛んでる鳥たちに倣って買った片道切符/題『先』
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生栗に脱いで欲しくてに二日かけあらゆる手段で説得をする
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秋風に 恋の終わりを 告げられた 落ち葉のような 儚い記憶
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かあさんは元気にボケてそこにいて叱ればだまる褒めれば笑う
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夕焼けに 負けじと燃える 一面の 紅く艶めく 紅葉の闘魂
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たまにくる楽しい気分なんでだろこのスイッチを横に置きたい
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よろこびがわれをおとづれ このことをわかちあへるは母のみとぞ知る
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あさ4じに ねこ母おきると ねこもきた キッチンならんで「すいぶんほきゅう」
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奇跡などありはしないときっぱりと笑顔の下で涙隠した
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献血🩸108回目は、煩悩を忘れ、輸血した方の健康と存命を祈念致します
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ラフロイグ ボウモアカリラ アドベック アイラの風も高嶺にて吹く(円安で)
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聞いてよと淋しい友との再会を 励ましくれる友もまたおり
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はみ出さず平々凡々生きてきた 字余り気にする短歌のように
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ものめつ白花しらはなを れてげなむ そでつゆ
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ごほうびの奮発ランチはサイゼリヤ若鶏ソテーでだるまになりぬ 
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不可能(impossible)も区切りて読まば可能(I'm possible)とか。整形外科医の機知や宜なふ
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おじさんの Tシャツロゴの 観察は 夏季限定の 自由研究
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賢人が知識は武器になると云う 少し足りぬがコクリ頷く
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最後まで秘密を背負わせてごめんあの世で謝るから待ってて
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朝露が 里芋の葉を 濡らしてる 鉛のような 雫が落つる
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週末に 家族総出で 稲を刈る 空には二本の 飛行機雲が
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朝露に 濡れる稲穂に 群がるは イナゴがピョンピョン 跳び跳ねる秋
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あと2時間ねむりたいため頓服は ありよりのなし?なしよりのあり?(アリかな)
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