昔には釣瓶つるべで汲みしくりや水 蛇口ひねれば水でる湯も出る 
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お決まりの便りがあるのがよい便り 今日食べたもの今日のお仕事
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原爆の語り部の目に涙あり の戦争はまだ終わっていない
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白骨しらほねの眼窩にこぼつ涙からあしたにあげた呱呱ここの隔たり
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私の事?(ほかにねこ母おらんがな(笑))共学ですがほぼ合ってるかな(笑)>部活は合唱。小説は趣味です
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子供にかえりし父はテレビ映る山小屋の名前すらすらしゃべる
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猫母は女子進学校文芸部系? 俺が最も恐れたタイプ
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ちゃんづけで私の名前呼ぶ義父よとれたシャツのボタンをつけてよと
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アームカバー モビルスーツの一部かと 調べてみたら「腕抜き」のこと(市役所の職員さん愛用)
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コンビニふ いとも涼しき朝の風 ‥?‥あっ!セミ鳴いてない!
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わたくしも「ふるふる詐欺」に遭いました 雨傘雨靴むだな装備に
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傍らに置いたスマホに語りかけ一人じゃないと♥️(ハート)マークつく
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立秋を境に営業開始する虫は人間ひとよりこよみを把握
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隣席に「ふう…」と溜息君去りた後の空っぽ夏の盛りに/題『ポエマー』
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空の隣席に「ふう…」と溜息やはり君は巣立って行ったのだね/題『ポエマー』
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いい歳をぶっこいてなるこの気持ちきっと人生最後の想い?/題『ポエマー』何度そう思ってきたことか(笑)
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「好き」だけの言葉じゃなくて尊敬よあなたの真面目さひたむきさを/題『ポエマー』
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好きな人ならば余計にその顔を思い出せぬは何現象か?/題『ポエマー』
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灼熱のアスファルトの上焼けている片方だけのアームカバー
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感謝して日の出の光浴びる時今日も生きるぞ病蹴散らす
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夏の末 寂しさ一瞬フッと来る 祭り終わりて秋雲見る頃
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枕辺に佞武多ねぷたばやしと虫の音と涼風かよふ今日は立秋
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うたかたにマイスペースを見つけたり命吹き込む新しき風
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老いたは 眼も霞んでる 時も近い それでもあなたは わたしの仔だもの
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現実をさとる我にはえぐられた記憶にのこる君たちの罪
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老いたに 足腰ささえる コルセット 行きは歩いて 帰りは抱いて
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夏なのに朝顔会えぬたずねればついに一軒打ち水の花
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まだ翔べる 心壊れた傀儡でも 後ろないから 逝ける花道
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枯れた花みたいにすべて終わればいい種も残さずきみとふたりで
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涼しげな朝に足元転がった蝉のなきがらだれかの涙
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