未来には 希望もないし また明日 同じが続く そんな気がして
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何もない 一日だって 必要さ 無駄に生きてる そんな気もして
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君からの封筒開けて手紙読むなんで普通の案内送るの
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母さんも 父さんだって 大変さ 書類審査で 子供忘れる
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優しくて なんでも聞いて くれる人 なくてはならぬ 地獄の救い
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厳しくて ルールばかりに 縛られて 喜びもなく 希望も失せて
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余りにも 惨い世界に 耐えきれず 心を閉ざす 仕方もありか
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空想の 世界に一度 飛び出せば 着陸不能 落ちるほかなし
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うち廻るメリイゴウランド馬たちはつと陥落せし国よりか来けむ
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贅沢をするたび心の奥底は 質素な両親おやに味合わせたかったと思う
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入院の静謐の朝おもひだす納品先の白い食堂
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時間ときてば薄れていくと思ってた 日に日に貴方きみの影は濃くなり
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れるたび洗濯ばさみを付けるから ピンチハンガーぽつぽつと青
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いろいろと相談されて問い返す風街ろまん流れる店で
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望月の夜に同じ月見上げたし 眼鏡を新調しても雨かな>光る君・今夜の月が望月
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小春日はたまにあるからありがたし ここまで続くとなまぬるビール
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ユニクロさん 我に殺生な事を云ふ 「新しいヒートテックに 着替えませんか?」(暑がり!まだエアリズム着てる!(笑))
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友くれた お土産・プレゼント・お土産たち パズルのやうに(デカ)紙袋に詰め
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地を離れ友と疎遠になりつあり仕方ないわと豆腐を崩す
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あれは母かもめとなりて飛ぶ海の緑の深さ深い霜月
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いにしえの 私の写真 色鮮やか ヘビロテTシャツ 15年前
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いよいよだ、 鬼の住みかに初陣じゃ 喰われるだろが 鬼になりたい
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ショートボブ揺らして話す君の腕気づいていたよ透ける傷あと
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ほんのりと汗ばむ額 泣きじやくる子をなぐさめてねむらしむれば
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兄の妻 我驚し その方は 母が裂きたる 元部下なりと
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土曜日は日経と決め茶店へと 穂村弘の選歌ファースト
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衝撃だジバニャンたちのせいなのか。 神社で遊ぶ映画の少年
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初雪の便り遅れるおらが村 小屋に寝せたる板ぞ悲しき
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金風が ジブリパークの木々渡る サツキを見たり ドンドコ森で
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僕たちのトロイメライの正体が 青い夏風邪に暈されている
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