昼弁当開けてびっくり玉手箱 ご飯に海苔が貼ってあるだけ(栗菓子顛末②)
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女房が楽しみ置いたモンブラン 知らずに食べたは確かに私(栗菓子顛末①)
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もうすこし好きなままでもいいですか フォトの向こうに問いかけてみる
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いつまでも 幸せに 暮らしましたとさ んな訳あるか それが生活
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葬儀社のワゴンに辞儀し見送りぬ母の八十九年 幕おろす
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カーテンの裏で お外みる ねこのかお 見ようとカーテンめくって、夕焼け
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思慮思案 配慮遠慮の精神も 疼く奥歯が すべて持ち去る 
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恋がただ 夢に終わる 夏が冬 蒼い夏をば 狩りはあらねど
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今が旬 揚げて旨かろ煮ても良し 江戸川賑わう秋のはぜ
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天の川白しと言ひて仰ぎみつ手をたづさへて川わたるとき
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「悪気じゃない」 「自分も言葉足らずだった」 繰り返しても 残る残念
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こんなにも美しいのか、食べられるだけに存在する水魚の群れ
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手の込んだ料理を残し君が言う「カップラーメン一番うまい」
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「親権いらん」 父はそう告げ 戸は歪む シンケン?剣? 小学二年
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昭和からぬけだしてきた会社員 眉毛すっきり そこは令和か
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エス・オー・エス 宛先不明でしかなくて 意味もなく行って帰って行って
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医療費がマジかさんでて アイツは何も知らされてなくて キレていいすか
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立板に水 あなたに愚痴 エックスに「にゃーん」 先生、俺 生きたいんですよ
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血塗れになりたくないと言いながら掻きむしる皮膚 可愛くなりたい
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秋アニメ どうしてどれも深夜なの 起きてられない 録画は満タン(涙)>ドラゴンボール観たいよ〜
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「おでましだ〜♩」(ちょっと遅れてた)豆乳ココアは買ってきた でも暑そうだな 口内炎だし
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いにしえは秋はゴージャス錦色古典の教師教えてくれた
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深更の医院の廊下滑走すストレッチャーと揺れる母の足指
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マイノリティ願う望みはもしかして多数の人も求めてること
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高熱で朦朧とする意識下で アイスの味と温度に救われ
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醜さと美しさ馬鹿と賢さを 包容したまま二足で歩く
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あんまんとアイスで済ますブランチがよくないことはわかっているんだ/だるかった
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ジャケットが着てよ着てよとせがんでる。ボクを 着られる シーズン みじかい!
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選択肢たくさんあるよ大丈夫「普通」の波に流されないで
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くるくると日に日をたどる いつの日に いつか色めく秋の日めくり
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