彼岸花咲く公園の猿使い 観てのお代はPayPayペイペイにて可
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彼岸花 ネットのいいねが欲しくって 写真を撮りに 短歌うたを詠いに
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他事が充実すれば手をつけず 結局ふとした余暇の産物
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見られたいわけじゃないけどただぼくの生身のじつを肯定されたい
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弁償に一個プラスがベターなり プラスの中に愛はありけり(栗菓子顛末)
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テレビからスマホに代わり出られずにつま先だけで脅かす怪奇
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恋やぶれ更地となったこころです。ぺんぺん草でも生えてください
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昨日今日 たった一日 それなのに 月末月初げつまつげっしょ 違う世界に
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白鷺城、オフ会待ったなし。オレもオンラインうたかたにて見守りませう
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駅行き交う人から金木犀 咲いてる場所を他に知らない
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たたら場に勤める息子を親バカが 幾度も訪ねし姫路広畑(ぼへさん、そういう経緯です)
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徹夜明け布団で歌編み肩が凝り頭も痛いやっとペン置く
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また事件知らせるニュース世知辛い荒んだ世相浮き彫りにして
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自転車の荷台から伸ぶ両の手の温もりまたも亡き妹か
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書に挟む去年のもみじ虫が喰い栞にするを今年も狩ろか 
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え?そんな!まさかと思うが同胞よ歌のみならずみならずリアルに同郷?/まさかと思うキロさんへ 
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歌のもと探す脳髄迷子なり食材足りぬレシピにも似て 
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長月の涼しい夏に風邪を引く季節隔てる境界どこに
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扇風機いまだ頑張り首振るが役目見限る時期を逃して
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喰い物の恨み怖いと伝え聞くとりま代わりを買うが吉かな/キロさん、残念ながら有罪ギルティです(笑)
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「おかえり」と鴨に声かけ秋プール遠い空から十六羽来ぬ
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断捨離で意見違ひて口喧嘩 とっくに忘れし優し声など
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スマホでの慣れぬフリック入力は上下左右も苛立ちながら
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今日からは 秋が深まる 神無月 出雲国に 神々集う
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爽やかな 秋風が吹く 里山に 金木犀の 香り漂う
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朝方の 東雲しののめの空 鱗雲 大空高く 黄金こがねに染まる
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目の前で派手に転んだОLは手から絶対スマホ離さず
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あの角をはじめて曲がりささやかな冒険しつつ会社に向かう
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ながらへん 酸いも甘いもかみわけて ころもかたしく吾がふしどまで
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きみいって 未来みるだけ 甲斐だった いくさわざわい みずにすんだね
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