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四千キロメートル北へ行く旅の途中の白鳥
(
かれら
)
そっと見守る
19
赤と黒、白で満ちてる月の裏 鴉の卵を煮る鍋を探す
9
雪解けてついに露わなる田んぼ水面凝視すノスリ目敏し
18
孤立する その度あの日を 思い出す 私が独りじゃ なくなった日を
9
お弁当 微熱を払い 詰め込んで 玉子を巻けば 目も回る朝
21
朝日出て 二人迎える 年始の日 今年も共に 仲睦まじく
14
三月のダウンコートの内側にこもる発芽をするための熱
10
くもり空
ねむそな
(
眠そうな
)
ねこは ぼんやりと ねたりおきたり たべたりねたり
24
身が朽ちる業火と雨で奥底の この感情も いつか原石 /「宝石」
8
ポケモンの赤と緑を語る父「みどりはたぬき」と答える息子
17
フュリオサを観た後でまたデスロード観てしまったよ悲しみ深し/マッドマックス
6
四年前に買った革靴を脱がなければ ラップトップかなコンビニ弁当
7
何秒で点滅するのかすら忘れた サラバ交差点
8
春雨の濡らす大地は黒々とはるかあなたは筋肉隆々
8
状況
をいかに字数
(
みそひともじ
)
に収めるかそれだけのみが楽しみみたい
11
桃ゼリー猫がくれろと鳴くもので一口出せばケッと言って去り
13
ビール
注
(
つ
)
ぎ
注
(
)
がない時に こころあり
5
時止まり このまま子供で いれたらと 思う甲斐無く 季節移ろう
16
燃え落ちた昼の残骸を貪って夜空はかがやく月を孕んだ
11
さみしさをアクアマリンの水槽に放てば揺れる鈍色の背びれ
14
この家をさてどうやって畳むべき片付け方は得意ではなく
14
常世ではドリンクもWiFiも無料だがこのドアを開けてはならない
10
梅、桜 艶やかに咲く 共演に 春の陽気が ほっとするかも
10
胸の中枯れた薔薇に満たされて音がしているシャーデンフロイデ
6
夕食は何がいいかと猫に聞く「にゃあ」とひとこと短い返事
17
喉渇き二月十四期限日の牛乳見つけ飲んでみたんだ
12
見苦しく下手な生き方もうそばに誰もおらずに老いと向き合う
20
生まれ落ち 取り除かれる運命の 生える場所を間違う 雑草
28
感情の水準器どもゆっくりと傾いている四月九日
7
いかなご漁 今年の量は
如何
(
いか
)
なるか 母のいかなご また食べたいな(もう長いこと炊いてないけど‥)
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