漕ぎ出したペダルに今朝も風受ける 昨日までとは違う空気で
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久々に会った君の髪短くてどきどきして手で顔を覆った
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誰しもが出会うであろう悲しみを「わたしのだけは特別」なんて
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何為れぞ 心もココロも 壊れるし 黒い煙が 故障の合図
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いのち在り 祝う暗闇 ともされぞ 我が消すそよかぜ いのちのともしび
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眠る猫 だんだん伸びて 長くなる とけてほどけて くてくてだらん
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子の帰省 顔見るだけで 嬉しくて 年老いた母 寂しいはずか
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スクラッチ 当たり続けてエンドレス(200円) わんにゃんだけは 買ってしまふの>今のアメショ、じつは、三連続当ててます〜🙌
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雷鳴が去りて暫しの涼風も遠くに流れ蒸し暑い夜
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過去のことうまく思い出せぬままに今を生きてる時は流れる
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満月を一緒に見たい語りたい君の部屋から見えますか
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連日の猛暑にバテた虫たちが賑やかに鳴く今夜の草むら
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こんなにも酔ってしまった夜なのにまだ働いてる人もいるのか
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一応は人間であるこの私おそらく多分もしかしたら
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編まずとも紡げはよろし言の葉のこぶなりてこそ香りたつから
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けっきょくは はくじょうなのか かの街くに 過ぎた介護を おもわぬように。
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久かたの語る道すじ芯見えてなどか不思議に背をこえたよう
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りんごってジョブズ専用なわけなかった青森駅前愛と執念
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戦いは「シンプルがいい」とヤツは言う 短歌もそうかな?ふとイギギギギ
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つまらぬ日 好きな台を 打てたのに 隣の台が 爆発した日
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渋谷から新宿までをタクシーで1人乗ったのは初めてと独り言
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薬指 誰かのものと主張して ギラリ光る輪 憎たらしいわ
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まるで最後のひと舐め味わうよう柔らかな唇押し当てて
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「君となら短歌で会話できるかな?」 そんな未来があってもいいね
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今見てる景色をそのまま押し花にしたい 色褪せないお守りにしたい
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五月 夜 公園 飲み直す二人 春の名残が通う距離感
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ひと袋 百三十の ピーマンで チンジャオもどき とひじき煮のゆうげ
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遺書を書くほど人生を愛せない 短歌一首を銃弾に死ぬ
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夢みたいだけど夢じゃないんだよ 目の前にいるあたしだけ見て
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逝きたいと生きたいを行ったり来たり 君と手繋ぎ世界の底まで
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