Utakata
登録
Login
サイトのご案内
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
…
次 ›
最後 »
同じ生、生きるチャンスは一度だけ なのに命なぜこうも
脆
(
もろ
)
い
5
Utakata
(
うたかた
)
につぶやくように
詠
(
よ
)
む歌が 心の
澱
(
おり
)
をすすいで流す
20
師匠から認められたと早合点 あるひとことで未熟に気づき
13
文芸は言葉で人の気持ち縫い合わせ
修
(
おさ
)
める心の外科医
10
ゴールデンウィークだとは取りあえず置いて来ましたと平日な朝
13
淹れ方はメリタクレバーマキネッタドリップ怖い上手く出せない
10
せつなくて ずっと様子見ていたいけど 今日こそ役所に行かねばならぬ
15
チビ猫が 昨夕ころから 元気なく 今朝はゴハンもたべず心配
17
此岸から 立ち昇る煙 眺め見て なにも変わらぬ コンビニの朝
10
四月には大したお礼もできぬまま迎える五月に戸惑っている
7
トランプが 出す政策は 予測不能 日が西から出て 方角迷子に
4
鬱だとか躁だとかってそれすらもニンニク臭いペペロンチーノ
5
一聞いて十知る人の愚かしや 六、七あたりで立ち止まる人
10
人生で 後悔してる 歯のことだ インプラントに 700万円使う
7
当たり前を当たり前に難しい 犬が西むきゃ 尾は東向く
4
金金で 欲望の沼 狂いだす 気がついた時 刑務所暮らし
4
県道を走る車がよく見える空き家二軒が更地になって
19
秒針が息を吹き返す明け方に生まれたきみを孤独と名付ける
7
鈍色
(
にびいろ
)
の空 西を見上げれば月 新月の
翌夜
(
よくや
)
の 帰路の坂
18
ボケでなし。 ただ無知無明の 現れか 子供時代は 戦中戦後
/
昭和の日
27
読み終へし「北越雪譜」を手に置けば 近世
人
(
びと
)
との知的交感
9
もの忘れ「錯誤行為」の代表例 そは意識下の望むことやも
12
限定のベーグル 君の「おいしい」が聞きたくてひとつ追加注文
9
青白黄寝ぼけ眼に鮮やかな放棄畑に植えられた花
16
風に揺れ杏色のか弱げにナガミヒナゲシ誘惑の花 / 毒含むらし
17
はっきりと見たわけでない後ろ姿きょう一日ながめくらさむ
3
川渡る 腹に風入れ鯉のぼり 水に着くごとワイヤーしなりて
32
どうか雨を降らせてほしい春雨に濡れ衣着せて君をとどめむ
5
肌寒き花ちらしの雨にも頼もしきオイルヒーターの青白き炎
5
菜園の 背中丸めて草を取る 老いたる
妻
(
きみ
)
は
亡母
(
はは
)
に似て来をり
19
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
1030
1031
1032
1033
1034
1035
1036
1037
1038
…
次 ›
最後 »